もしアメリカに来ていなかったら。

意外に、あんまり考えることのないお題です。
むしろそんなに考えたくない事なのかもしれません。

私は、アメリカに来る前の自分を
かわいそうな篭の鳥のように見つめてしまいます。
別に自分が悪かったわけでもなくて、
環境が悪かったわけでもなくて、
悪かったのは、自分とその環境との折り合いだけ。

友達が多すぎた。
それが、自分をもう既にそこにいるというだけで満足させてしまって、
求めることもせず、失うこともせず、ただ今だけを楽しんで
時間が自分を前へ押し進めていっていた。
一応、決められた区切りでは前へ進んでいっていたけど、
それ以上の進歩とか、成長とか、そんなのはなかった。
今が楽しくて、100%楽しみたくて、それだけで生きていた気がする。

アメリカに来て、言葉がわからなくて、人とコミュニケーションがとれなくて、
何をするにも分からなくて、困って、苦しんで、
そういう不十分さが、自分を駆り立てたのだと思う。

日本では、なんでもあって、なんでもできて、
できないことがあっても、友達と遊ぶだけで楽しくて、
不十分でも、満足することができてしまっていた。

それはそれでよかったと思うけど、
アメリカに来て、それはよくなかったと気づいてしまうと
なんとなくかわいそうに思えてしまいます。

アメリカに来ていなくても、それはそれでよかったし、
アメリカに来ていても、これはこれでいい。





少し暖かくなると、思い出す。春の心地よさを。
間違いなくそこにあった気持ちが、
ぬるまゆーい風によって思い出される。
もう、去年のハナシ。



はやくspring breakにならんかなー