もともと右翼、左翼の分類はフランスの第一共和制に起因します。


Wikiにも
「この言葉はフランス革命後の国民議会での座席位置で、革新または急進主義が「左翼」、保守が「右翼」と呼ばれた事が起源である[1] [2]。」
と記載されています。

「左翼には進歩主義、社会自由主義、社会民主主義、社会主義、共産主義、アナキズムなどが含まれ[3][4][5][6] 、右翼には保守主義、反動主義、王党派、国家主義、ファシズムなどが含まれる。」
という傾向があります。

ヨーロッパでは、革新=フランス革命=市民革命であり、その後革新=マルキシズムであったため、共産主義やそれに類する労働者側の権利を主張するものが左翼として扱われ、一方、保守=王族的な統治が右翼として扱われます。

アメリカでは、新自由主義、リバタリアニズムが保守=右翼であり、これは共和党の考え方です。逆に、自由主義、リベラリズムが革新=左翼であり、これは民主党の考え方です。
南北戦争時の北側が共和党であり、南側が民主党であるのですが、この構図がそのまま来ていることがうかがえます。

さて、日本では、上記のように、自民党や維新の会、次世代の党が右翼であり、共産党、社民党、民主党あたりが左というイメージかと思われます。

これは、ヨーロッパの影響を大きく受けたものと思われます。

しかし、保守と革新という定義から考えると本来はこの定義は異なるわけです。

まず、保守というのは「伝統や文化を含んだ、いままでの社会体制維持」になります。日本においては、戦後と戦前で憲法がや思想が大きく転換したため、混乱にありますが、戦後体制という意味では、平和憲法保持を掲げる点で、共産党や社民党が保守になります。また、共産党や社民党が弱者保護に重きをおいており、地縁ネットワークなどを形成している点で、民主の伝統から出発しており、保守です。

一方、自民党や維新の会などた憲法改正を掲げており、戦後という意味ではこちらが革新です。また、最近のイノベーション政策推進等を鑑みるとこれもまた、こちらが革新で左翼です。

しかし、GHQ占領下の憲法を改正し、自主憲法制定という意味では、戦前の体制を志しており、この意味では、自民や維新が保守になります。また、経済政策においては、日本がアメリカの影響を強くうけているとするならば、アメリカ的には保守的な政策なのです。

元来、保守と革新は「何を変え、何を変えないべきか」ということの対立です。日本では、変えないべき何かが暗黙裡にしか認識されていないため、思想的混乱とそれに準ずる社会的混乱があると考えられます。