
『最強のふたり』
評価/★★★★
監督/エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
主演/フランソワ・クリュゼ、オマール・シー
お久しぶりです、小夜子です!
前回の更新からだいぶ時間が経ってしまってすみませんでした

今日は『最強のふたり』の惜しい箇所についてお届けします!
(※映画の感想と予告映像は前回記事をご参照ください☆)
※未鑑賞の方は作品の印象が変わってしまう場合もあるので、
鑑賞後にお読み頂くことをオススメ致します。
惜しい箇所1.予告編vs本編
これは本作品に限らず、洋画を観ていて度々あることなのですが、予告編にあるシーンが本編にはない!という驚きの現象です。”初めての介護”や”雪投げ”のシーンで印象的な台詞が引用されているものの、いざ本編が始まるとこれらはごっそりカットされていました。日本の上映時間に合わせて編集を余儀なくされたのかもしれません、もしくは本編の編集と予告制作会社の予告制作を同時進行で行うために生じるパラドックスなのか…。どちらにせよ、期待していたものを十分に堪能できないのは、なんだか肩透かしをされたみたいで残念です。
惜しい箇所2.謎の生活
富豪フリップが全身麻痺になっても揺るがない”財力”、そして以前と変わりなく献身的に接する”使用人”たち。首から上が健全に機能するだけで多くの富を保持し続けるのには、相当の頭のキレが必要です。また絶望と戦いながらも克服する強さ。そういった人間的背景が見えるだけでもフィリップという人物に厚みが出るのではないでしょうか。”社会的地位があるからこそ、彼に対して誰しもがイエスマンになってしまう。”という比較対象があればこそ、黒人ドリスの”臆することなく発言する”存在が活かされるのではないかと思います。収入源が全く見えてこないのですが、遺産があり過ぎて”金持ちの道楽”で生きているようにも伺えず、”知的”な印象を受けるだけに少しもったいない気がしました。
惜しい箇所3.謎の展開
これは前述の二つとも関連があるのですが、場面の飛ばし方です。例えば、頑なに”ストッキング”を履かせることを嫌がっていたのに結局は丁寧に履かせ、頑なに”スカイダイビング”はしたくないと駄々をこねていたのに結局は一緒に体験しますが、観客からは急に黒人ドリスが”素直な良い子”に様変わりしているように映ってしまうのです。その場面展開の間にはおそらくフィリップから何かアクションがあったはずです。それも、相手がそれならば…と自ら行動するような強力な仕掛けです。これだけの財産を守っているフィリップのことですから、相手の心理を巧みに読み、見合った話術で人を動かすことくらい朝飯前でしょう。その姿を1回でも丁寧に描いていれば、それ以降は”ははーん、あのパターンね”と観客も納得がいくものの、ビジネスでも私生活でもその場面を投影しなかったばかりに少々の違和感が残ってしまいました。

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それでは、次回のレビューも気長にお待ち頂ければ幸いです(^_^;)
小夜子より!