読了 | 夜間飛行

夜間飛行

日々。

本を一冊読み終えた。

半ば官能小説のようだったが全く興奮を覚えず。
嫌悪を抱きながらも数時間で読み終えてしまった。

何が伝えたいのかわからなかった。
何一つ共感出来なかった。
エロくてグロい。
その中に心理学的な、神学的な、哲学的な何かを匂わせていたのだけど言葉が響いてこなかった。
言葉と律動とリズム。
これら3つは作中から引用している。
反芻してみても「なんのこっちゃ?」と思う。
共感でも同意でも反論でも納得でもなく、傍観である。
それでいいのだ、小説なんて。

作中の性描写は汚らわしい。
心底汚らわしい。
本能のままに欲を満たしていく主人公。
女性からしてみれば「男って馬鹿ね」の一言に尽きる。
例えば愛を確かめ合うとか命を分かち合うとか、夢見がちな乙女(私も含め)が描く性交とかけ離れ過ぎている。
それに嫌悪感を抱くことによって一種のアイデンティティーを確立したわけだが花も恥じらう乙女なので割愛。

とにかく怒りすら覚えるのだ。
汚い!浅はか!自己中!

ふとここで気付く。
私は憤っている。
まんまと憤っている。

あー、やられた。
私の負け。