スローフードしてみそ!
スローフードは「ゆっくり食事すること」と捉えられがちですが、むしろ「画一化されたファーストフード」に対してのアンチテーゼとして、「多様性を重視する」「産地・地方を重視する」「多様な味を受け止められる味覚・感性を重視する」活動の総称です。
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バローの「地場野菜コーナー」

近所のスーパー「バロー」に、「地場野菜」コーナーが登場しました。

豊田で採れた野菜などが並んでいます。

お値段も手ごろ。

だけど、数量が限られているのか、夕方には無くなっていることも多いです。

このコーナー、充実を期待!



画一化:その背景で起こっていること

ヨーロッパでは特有の牛の乳から作られるチーズなどの種類がどんどん減っているそうです。

それはなぜなのでしょうか。


あなたがレストランチェーンのオーナーとします。各店で高品質なメニューを展開したい。

企業ですので、高品質で均質は品質のものを提供しながら儲けなければなりません。


まず、高品質で均質な素材が必要になるでしょう。たとえばお肉なら、大きさ。やわらかさなどが揃っている必要があります。これがばらばらだと調理しにくいし、調理しにくいと質が均等になりません。あなたは均質なお肉を生産者に要求します。


生産者は均質な肉を提供するためにどうするでしょう?同じ種類の牛を、同じ方法で育てるでしょう。牛の種類が違えば育つ速度も肉の硬さも変わってしまいます。


みなが努力の結果、同じ牛が同じ方法で育成されるようになります。その影で、育成される牛の種類はどんどん減っていくでしょう。結果、独特の乳が必要なチーズは舞台から去っていきます。


ここで問題なのは、牛は工業製品ではなく、生き物だ、ということです。

生き物は、その多様性の中でのみ繁栄できます。たとえばある種の疫病で、同種の牛が激減する可能性はゼロとはいえません。その時、その病気にかからないほかの種の牛が必要なのです。


画一化された食生活は、その背景にある食材の多様性を失わせ、結果それが危機につながる可能性があります。食の多様性を楽しむことは、自然とその危険をヘッジしてくれるのです。


地場の食べ物を探す・・探せるかな?

スローフードの基本に「地場の食べ物を大事に」があります。

うちは愛知県岡崎市。地場の食べ物ってなんでしょう・・。

八丁味噌。まずひとつ。他には・・。


今の季節は梨の露地売りが何箇所かでやっています。梨も地場もののひとつでしょうね。


あとはピンときません・・。なにかご存知の方いらっしゃいませんか?


「食材に旅をさせず、人が旅した方がよい。」

なるほど、と思いました。



とうもろこしを生で!

夏休み、避暑を兼ねて白樺湖の近くのペンションに泊まりました。

そこの朝食に、生のとうもろこしが出ました。2cmくらいの輪切り。縁日で見かけるやつより少々小ぶり。オーナーが「これ、近くで取れたもので、今日は生でお出ししてみました」と説明してくれて、食べて見ると、これが甘くておいしい!

とうもろこしが生で食べられるなんて知りませんでした。新鮮ならでは、でしょうね。

他のお野菜味が濃くておいしかった。

高原野菜のチカラでしょうか。



きっかけ

カルロ ペトリーニ, Carlo Petrini, 中村 浩子
スローフード・バイブル―イタリア流・もっと「食」を愉しむ術

きっかけはこの本をなにげなく図書館で借りてきたことです。

「スローフード」の言葉は知っていましたが、「ゆっくり食事を楽しむ」程度にしか認識していませんでした。

しかし本書を見て、画一的なファーストフードのもたらす欠点を知ることで、食の多様性の重要さ、地場産品を保護することの大切さを知るにいたり、自分もそのような生活パターンを取り入れられれば、と思い立った次第です。


もちろん現代社会に生きるものとして、「合理的」生活からは完全には抜け出せないかと思いますが、「スローフード」の理念をすこしでも生活に取り入れることで、豊かな気持ちになれれば、と考えています。