正直言おう、確かに一等地に点在している
国家公務員の社宅であるが、なくしてしまう
のは逆に経費が高くなる。
批判の的は、安いからということになるが、
ごく一部の幹部宿舎を除けば、場所はいい
が、質素な建物である。都営住宅と同レベル
である。
なぜ、一等地にあるべきなのか？それは、国
会答弁の作成、予算編成、税制改正などに
大きく関係している。
ムダも多いが、物理的に残業が多くなって
しまうのである。夜の霞ヶ関に来てみて欲し
い。タクシーが長蛇の列をなしている。
個人タクシーなんて、セルシオ、マジェスタ、
クラウン、シーマ、フーガがざらである。それ
を支えているのが、国民の税金であると言っ
てもいいだろう。
各省のタクシー代を調べてみるといい。もの
すごい金額になるはずである。それが、霞ヶ
関に近い宿舎をなくし、都下、神奈川、埼玉、
千葉に宿舎を移したならば、莫大な経費が
必要となるであろう。
どこのどういう統計だか分かりませんが、国
家公務員の給料は安いです。キャリアで長く
生き残れれば、それなりの額になるでしょう。
だからと言って、数万人のトップに立つ事務
次官だからと言っても、２，３００万円くらいで
あり、局長級でも１，７００万円くらいのもので
ある。
確かに庶民感覚としては高いであろう。でも
数万人、数十万人のトップで責任を負う立場
であることを考えると高いとは言えない。
ただ、ほとんどの兵隊達は、５００万円前後の
給料である。そうなると、ボチボチ職場に近い
ところに普通に賃貸して世帯で住もうと思うの
は、１００％不可能である。
恐らく、埼玉の浦和駅近辺でも世帯マンション
なら１０万円前後であろう。月々の手取りが２５
万円～３０万円くらいだとかなり苦しい。
おまけに深夜の２時、３時の帰宅が当たり前
であるから、翌日の出勤で１時間の満員電車
もかなりつらい。
生産性を考えても、公務員宿舎を売却すると
いうアホなことは止めた方が国益につながる。
公務員の肩を持つことが多いが、現実を知ら
ないor公務員を思わずイジメてしまうという人
が多すぎて、事の本質が見えていないので、
批判を覚悟の上、つづってみた次第である。
今日は、『公務員宿舎』で検索しました。
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