統一地方選挙が終わりました。
選挙中は控えていましたが、いま振り返ると野党の勢力図が変わりました。
昔ほど労働組合に元気がなくなり、いつの間にか自民党にすり寄りだすと、労組頼りの政党や政治家は衰退し続けています。
そこに浮上したのが、日本維新の会ですが、新自由主義の規制緩和路線なので、公共サービスを削減する傾向があります。
その点では、聖域なき行革を推進してきた自民党の右派とよく似ています。
だから維新の会が、自民党菅政権を評価し、仲が良かったのはうなずけます。
維新の牙城と化した大阪では、保険医療施策を削減し、結果としてコロナ禍では日本一の人口当たり死者数となりました。
それでも維新の会が選挙で勝つのは、地道に選挙活動をすることや、メディアの側が維新の会にすり寄り、批判しなくなったことが原因です。
人権問題など、日本が国際的に評価を下げ続けている問題にも、メディアは鈍感です。
メディアがチェック機能を失うことは危険なことですが、そのことが分からないほど、メディアに対する国の管理が厳しくなっています。
戦前のような言いたいことが言えない社会が、足下に忍び寄っています。
維新の会を野党とは言いにくい。
それを持ち上げるメディアも、少しずつ大本営発表の下請け機関となりつつあるように思います。
民主主義の危機や、日本が世界から批判されることさえ報道しなくなったら、もう終わりですので、国民の側は、せめて海外の厳しい論調を自分で調べるべきでしょう。
勤務地隣のココスが建て替えられて、ロボットが配膳するモダンな店に様変わりしました。
ドライブスルーもできるようになり、ウィズコロナ時代のファミレスのモデルとなりました。