人生に答えなんかない!という答え
はろー!
(正月の帰省時に忘れたら夏の帰省時に返ってきた)
イエイ。落ちてるぜ。でも平気だぜ。この1年で何もかも取り戻す。それどころか手を伸ばす。夢はデカい方が届きやすい。
開業届を出したら業者販売の倉庫に行くことになった。屋号を決めたら税務署にGO。実績残して投資家にプレゼンしに行くそうだ。自社ブランドと上場を目標にした。
打ち合わせはいつもの星乃珈琲自由ヶ丘店。がいっぱいで入れず2階のサイゼリア。自由ヶ丘も不自由だ。
ぼくの本当の狙いはここじゃない、一定の金額でぼくは去る。それがあればもっと稼げる算段はついてるから。それにもっと楽しくなることもわかってる。そうなったら代表は誰かに任せちゃお...とコレは内緒の話。
誘ってくれた人と実は誰なのかよくわかってない女。「アタマいいね」と誉めてくれるが(うん、お前よりはな)と内心ジャマだと思ってた。
この常識ガチガチ女の扱い方を考えてたけど「ああいうタイプにしか出来ない仕事がある」と言われ、「あ、任せよう」と信用した。
屋号はどうしよう。
古着屋だからな。どんなのがいいかな。
名前ってやつは呼ばれて初めて意味を持つ。それは”誰か、いる”証明だ。
働きもせず、家に閉じこもればぼくは名前を失っていく。ただ債務者という文字だけが刻印される。されつつある。名前が薄くなっていく。
そんなのきれいごとだ!と騒ぐ人の顔はいつだって醜い。
無職とは貯蓄をし、次の仕事が始まるまでの期間に謳歌するものだ。ぼくは突発的に辞め、しかもお金など貯めてないからピンチに陥らない方がおかしい。どうかしてる。
100万には100万、1憶には1憶の仕事がある。
秩序は安定こそするが、ぼくはそれを停滞と表現する。常に少しだけ、そうなりたいと思ってる。祈りの摩擦でようやくぼくは平熱を保てるようだ、雨に濡れようが寝てなかろうが熱など出ない。
「寝込んでいまして」という言い訳が欲しくても、やたら頑丈なぼくの身体は風邪を引きそうな気配すらない。なにもしない理由がどうしてもぼくには見つけられない。
四葉のクローバーをすぐ見つけてしまう子がひとり。”目が合う”そうだ。先日はじめて2人きりでゆっくり話せた。
「おれは世界からあなたを見つけたけどな」と失笑爆発の発言をくり返すだけの会話から離れ、互いの価値観、思想、今やろうとしてることを夜中まで話した。
次に所属する事務所を探してる最中らしく、呼ばれたから出向いたのに断られたと怒っている。後悔するのは向こうだ、と放った横顔は本当に綺麗だった。
村上春樹に影響されてるやつはダサい、下北沢はもう飽きた、食べ物残す人は好きになられへん、と同感することも多い。そういや”店で食べ終わった皿を重ねるかどうか問題”も「油モノ以外は重ねる」という解も同じだった。(”結局ゆらゆら帝国がいちばん好き”も分かる)
でも会話というのは意見が合わない方が楽しい。”討論は種、口論は無駄”というぼくの持論がより強いものとなる。
ぼくが左利きだと知ると「寿命短いらしいで」と言う。発言とトーンと前後の文脈で生活が少し見える。
こいつにお兄ちゃんがいるのも分かってた。人は1秒1秒の積み重ねで生きてるんだから当然と言えば当然なんだけど。
「生活が見える」というのは勉強の仕方というか、うーん、YOUTUBEで”あなたへのおすすめ”に並ぶコンテンツが分かる、というのがニュアンスとしては近い。(失礼な話ですがね)
でもあるでしょ?そういうの。実際ぼくもこの子に部屋の内装を言い当てられている。
やらざるを得ない状況をつくり出せ。ぼくらに夢などないのだから。あるのは”こうありたい”という希望だけだ。聞きたいのは結果なのに。
人が絶望するのは希望があるから。(影なる道、背に光あればこそ)
プラス3の人がいても、マイナス5の人がいると空気はそっちに行っちゃう。というのはまたもその子の言葉だが、ぼくもまったくそう思う。
もっと言えばそれが本質なんだ。
ニュースで結婚より不倫報道が多いのもそのせいだ。ネガティブキャンペーン、炎上商法、理屈は解るが興味はない。他人の不倫で怒ってる人はヒマかバカのどちらかだ。
しかし絶望が本質なのだとしたら愛したい。
可愛く呼ぼう、絶望ちゃん。
環境の首をねじれ。
生活をブチ壊せ。
幸福を疑え。
死に際に爆笑するのだ。
息遣いがそのまま暮らしになる。そりゃそうだ、10分呼吸しなけりゃ死ぬんだから。
夏が終わってから手帳を買った。
その日にやったこと、1行日記を書こうと思った。
ギリギリアウトな生活を書いた。1年後には笑えるかな。
抱えた問題はどれもぼくを圧迫する。これはクイズだ、となんとかメンタルを保つ。それでもあの子の「声、すき」の一言で生きていけるんだから何とかなる。ぼくはバカだ。
すべてを奪い去られそうなディープな夜に、あなたの海底をまぜ返す。舞った砂が視界を遮るほどによく見える。もう言語などバナナの皮だ。目的は果たした。あとはスベるためだけに存在してるだけだろう。黙れ、もう黙れ!口をふさげ。(接吻などと言った非常識な行為はきっとここから生まれた)
水中に酸素は存在しないと思ってた。
鳥より魚になりたい。
聞こえるのはプクプクっとのぼる泡。その正体が酸素なんて知らなくていいくらい、静かな戦場で暮らせたらいい。
深海まで沈んでさ、ブサイクなんて水圧のせいだし、なんなら暗くて見えないし。
言葉に意味なんかハナからないし、お支払いもないし。
まっくらくらけの中でもぼくはあなたを見つける。四葉のクローバーよりカンタンだ。
ウロコを1枚あげる。
キャンプでメンバーが綺麗な石を買ってた。海の近くにはたくさん落ちてた。「わぁ!見て見て!お前がお金を出して買った石にそっくりだよ!」と騒いでやった。
価値とはなんだ。それは恋とおんなじ、値段じゃない。ぼくは自分の価値を高めたいと必死だけど、それはやっぱり自分だけの価値だろう。
世の中が汚れて見えるのは、お前の目が曇ってるんだ。先週「アイボンでもしとけ」と放ったが、目の汚れは涙で落ちる。
泣きたくなるくらい感動して生きてみろ。
涙腺が緩むのは加齢で筋肉が弱まるからじゃない。あなたの痛みがわかるようになったからだよ。
ぼくの流した血があなたの薬になればいい。おこがましいのは承知だよ。あなたはワセリンのよう。傷を覆ってくれるけど、癒してくれない。でも保健室の先生に恋をしてたあの頃よりいい感じ。
ではまた!
本日のジョギングBGM
「ゆらゆら帝国で考え中/ゆらゆら帝国」(坂本慎太郎という男は凡才にも理解できてしまう天才だ)