ジャングルに迷い込んだ、って。入口で気づけ

 

はろー!

(たしか本には書かれてなかったと思うけど、宇宙人にさらわれたんだよこの人)

 

ぼくはババアが嫌いだ。

ここで言うババアとは”一定の年齢を越えた女性”を指しているのではない。

 

周りを考えることの出来なくなってしまった人や、そもそもの知能が足りない、ヒトの形をした阿呆のことだ。つまり男のババアも存在する。

 

改札前で立ち止まり、ごそごそ財布を探してるババアには殺意すら覚える。ガラガラの映画館や新幹線で隣に座ってくるやつもババアだ。

 

ぼくは自転車でルンルンと駅に向かう。商店街の入口に「職業なに?」と聞きたくなるようなオッサンが立っている。

 

「自転車は降りなさい!」となにやらお怒りになられ叫んでいる。ぼくは当然無視をしてペダルをこぎ続けた。

 

なぜなら歩行者が居なかったからだ。

言われなくても歩行者が多ければ自転車を押していく。危ないから。

 

このババアの仕事(?)をぼくがやっていたら「商店街は自転車を押していこう運動やってるんですよー」と声をかける。

 

なぜ怒鳴るのか。

 

”商店街を自転車で走行すること”を悪と決めつけているからだ。それ以上考えることが出来ないからだ。なんて粗末な脳だろう。

 

以前、ぼくはバイクで高齢者にお弁当を配っていた。

とあるマンションで管理人に止められた。

 

「ここから荷物搬入出来ないから入らないで」と言われた。

 

「え?荷物ってこの弁当のこと言ってるの?」と問うと「サイズは関係ない」と言う。(ちなみにその会話中リュックを背負った住人らしき人が入っていった)

 

ぼくは「なぜですか?」と聞いた。

「あなたに言う必要はない」と聞く耳を持ってくれない。

 

「あなたは理解してないと思うので言いますが、おそらく搬入禁止なのは配達で入口に車やバイクがあると緊急車両が通れなくなる恐れがあるからです。ぼくは入口ではなく、駐車場にとめて歩いてここまで来てます。よってこのお弁当は搬入禁止の対象ではなく、あなたの役目を奪うものでもありません。仮にそれでも禁止ならば、ウーバー含むすべての配達が不可ということを住人に対して禁止してください」と伝えた。

 

落ち着いて話したつもりだった。管理人は烈火の如く怒り、暴言ともとれる言葉をぼくに浴びせた。そこには知性も理屈もなく、バカやアホなどの単語だけが並んだ。

 

こんな小動物と口論しても仕方ないと判断したぼくは裏からこっそり入った。これは法的に言えば不法侵入となり、罪に問われるのはぼくだろう。

 

お弁当を受け取ったおばあちゃんは「ありがとねえ、お茶飲んでいきなさいよ」とノンキに笑っている。この仕事のいいところだ。

 

「仕事中なんで(なんなら不法侵入中なんで)気持ちだけもらっていきます」とその場をあとにした。

 

この類のババアは街中に溢れ、正義を掲げて騒いでいる。哀れな人種だ。増税メガネさんが辞めようとハマス氏に逆転の目が出ようと変わらない。

 

政治はそんなことを変える場ではないからだ。なんでも政治家が悪いと悪態をつくのもババアである。

 

しかし、ぼくもババアになっていく。老害というやつ。すでになっている可能性もある。諸手を挙げることに抵抗はあるが、受け入れざるを得ない事もあると心を静める。

 

世界中で花占いなどしてしまえば草木は壊滅して季節は巡らない。ぼくは自分で決めていく。不正解でもいいから誰かにゆだねるようなことはしたくない。

 

ルールがなければ勝ち負けもない。だからぼくはルールに飛び込むこと自体は固辞しない。勝ちたいから。敗者を見下げたいのではない。もうひとつ上を見上げたいのだ。

 

文学など必要としない世界でのらりと暮らしたい。

 

ロシア、フランス、アメリカ、イギリス。各国が紡ぐ強い文学に比べ日本といったらなんだ。俳句だの私小説だの貧乏くせえ価値観だらけじゃねえか。(すき)

 

太宰だ漱石だ三島だ谷崎だのが書き残した物語。繊細な文豪の言葉が愛を孕みながら鋭利な刃となってぼくの胸を刺す。

 

今よりずっと生きてなかった頃、人間失格を読み耽ることが出来たらどんなによかったろう。ぼくにできたのはその背表紙に貼られた値札を剥いだり貼り直したりとぺたぺたするだけだった。

 

底なし、ってポジティブだ。ここが底じゃないと認識させてくれる。

 

誰が書いてたんだっけな。

「底なし沼とそうでない沼の違いはなんだ」という問い。

 

「底があるかないか、じゃないの?」という返答は間違っていない。しかし回答は「人間の幻想の有無だ」とあった。

 

まったくもって正しい。

 

職場で「雪が溶けたら何になる?」と聞かれ皆が「水?」と答える中、ひとりの女の子が「春」と答えた。ぼくは一撃でこの子に興味を持った。

 

なぜかこの子もぼくを好いてくれていた。「この仕事辞めるんだおれ~」というと「無理です、だめです」とぼくの腕を掴んだ。(かわいくない?)

 

今週ごはん行きませんか?と頻繁に連絡をしてきてた。

 

26歳までに結婚する、とうるさかった。結婚する気のなかったぼくに愛想を尽かしたのだろう。どこかに消えた。

 

今ならなんとかできそうな事はいつでも今更なにを言ってんだ、がつきまとう。算数のテストは返ってきてから解くことが出来た。

 

通り過ぎた真夜中を、あくびで思い出しながら。

 

日常に風穴をブチ空けるのは歌手じゃない、タレントじゃない、俳優じゃない、芸人じゃない、自分だ。(いいからさっさと松本人志をテレビに戻せ)

 

魅力ってなんだろう。

 

絶対だと信じてた価値観を吹っ飛ばしてくる矛盾をなんと呼ぼう。そんなものに会いたくてぼくは今日も本をめくる。音楽を聴く。街に出る。

 

ぼくは世の中が汚れてるとは思えない。アイボンでもして出直しな。

 

ではまた!

 

本日のドキドキVTR

「キックアスのワンシーン」(かっこよすぎるって)