必要に決まってる。
はろー!
(この人の文章には温度がある。ページをめくる前に頬を当てて確かめる。心が温かい、なんてばかにしてた。小川糸さんを読むまでは)
いまだに電子書籍ではなくペラペラとするスタイルで読んでいる私ですが、別にkindleが嫌いなわけじゃないし近代化を受け入れられないほどジジイでもありません。好きなだけだよ。
なんなら超高齢化で老眼ばっかりなんだからそろそろ字デカくしないのかな、くらいに思います。
ペンよりもキーボードの方が10本の指を効率よく使えてるし、なんでもかんでも「あの頃」の価値を尊いものとして扱うのもなぁ。
”昔はよかった”って言葉足らずじゃない?昔は昔の良いとこ悪いとこがあって、今は今のいいとこ悪いとこあると思う。
”男女の友情は成立するか”もそうで、愛情の部分もあるし友情の部分もあるでしょ。いや、どう考えてもそうでしょ。
ようやく個人事業で働き始めたのですが、ちっともラクじゃないなぁ。これなら雇われてた方が全然いい。やりたいことでもないし、まだ始めたばっかりだから仕方ないんだけど。
でも”進んでる”事実がメンタルを安定させる。ノンフゥーチャーな毎日は不健康だ。
そんな中、知り合いから仕事の依頼を受け渋谷のライブハウスへ向かう。スポンサーの映像出しなんかの雑用だ。
ライブ中、ステージの転換中に映像を切り替えるだけの退屈な仕事。ハイボール片手にやってた。
しかし、出演者の中には”演奏中にMVを流してほしい”というバンドもいる。正直それは断ってもいい。仕事内容には含まれていないから。
でもその人が知り合いというのもあるし、貢献できるなら絶対やった方がいい。人の役に立てる大チャンスだ。
とんでもないプレッシャーなのは分かってた。ぼくはバンドマンがいかにその舞台に懸けているかを知ってる。
頑張ってきたのはその人たちであって、部外者のぼくが1mmだろうとステージのクオリティを落とすわけにはいかない。
「完璧」以外は許されない。
その分、多くお金がもらえるわけじゃない。でも断る理由はなかった。ドキドキした。結果はオーライでめちゃくちゃ感謝された。
思えばPAさんや音響さん、照明さんステージケアの方々はエブリデイこの重圧に応えている。そうか、それが仕事か。
働く大人かっこよすぎるわ。
打ち上げでは話したり、しょうもないやりとりをした。「久しぶり~!」と声をかけてくれる人がたくさんいて最高に楽しかった。
アニキの子も初めて写真以外で見れた。嫁さんに抱かれてた子はぼくに怯えていたけど会えてよかった。男の子。
「こいつもそのうちヒゲ生えますからね」と言うとアニキは怒ってたが嫁さんは爆笑してた。
某モノマネ芸人さんもいて(前の職場の店長が好きだった人だな)くらいにしか思ってなかったけど、彼女と揉め始めてなぜかぼくが互いの言い分を聞く、という面倒な役回りとなった。
実は聞いてるフリだけで内容は覚えてないけど、翌日にLINEが届き、今度ゴハンに行こうという話になっている。聞いといてよかったかな。
もっと仲良くなってyoutubeでコラボでもして再生回数稼いだろか、くらいの算数はしてる。なんだかんだ”めんどくせえ”となってしまうぼくの悪癖が出なければ。
そこには(というかぼくの向かいには)レジェンド級のドラマーが座ってた。隣には日本有数のお金持ちが座ってた。
ぼくはそんな機会になにをしているんだろう。チャンスを逃しまくるぼくはたぶん才能がないんだと思う。
別に緊張してたわけでもない。なんかどうでもよかった。ぼくが成功する可能性は低い。こんな千載一遇を何度も逃しているからだ。
ぼくからしたらレジェンドより、こないだ久々に会った前の彼女がよっぽど大事件だ。(あなたほどぼくの感情を揺さぶる人はいなかったよ)
でもそれも終わり。
地位や名誉、人を押し上げるパワーを持ってる人に会ったらコレ話そう、アレ話そうと決めておく。
判断は後に送る。後悔に意味なんかない。くだらない。ああしておけば、こうしておけば、なんて体験もしてないことに希望を持ってめでたいよまったく。
飛行機は揚力を利用して飛んでる。そんな都合のいいことある?
”揚力”って。
そんなもんが地球上に存在してるって偶然?
必要なモノはきっと全部そろってる。あとは見つけ出すかどうか。それは見つけたいと思うかどうか。それはそうしたいと思うかどうか。
諦めるだけの条件が整うほど頑張ったか。問うべきはそこかな、とぼくは考える。そしてコツは”頑張ってる感”をいかに見せないか、だ。
ではまた!
本日のジョギングBGM
「人間/銀杏BOYZ」(まだ峯田とは話したことがない。峯田さんって呼べる日がきたら楽しいな)