薬指で薬塗ったことなくない?

 

はろー!

 

 

いえーい!ぽかぽか陽気、弱めの暖房、乾燥著しい今日この頃いかがお過ごしですか。ぼくはハイボール片手にポチポチしています。

 

薬指は上手に動かせないからね、いちばん使わないからいちばん清潔だということで薬指となったらしいですよ。

 

こないだ汚ねえジジイが言ってました。

 

ぼくはアメリカ雑貨を扱っていますが、デザインは北欧のモノが好きです。好きなデザイナーもヨーロッパの方が多い。

 

エーロ・アールニオやアルヴァ・アアルトなんてもう的確にツボをついてきます。シンプルなデザインの佇まいにもウットリしてしまうけど、左右非対称で成立させてしまう圧倒的センス。

 

ぼくの心臓や脳はそのデザイン通りに形を変えて、思考も血液循環も非常識な回路を辿る。360度の角度はその組み合わせで無限を許容し、色は表現に限界がない。

 

ぼくらに視力があるのは獲物を捕らえるためではなく、芸術を確かめる為だ。そんな間違いを犯してしまう自由がぼくらにはある。

 

椅子なんて座ることが出来れば存在の理由は満たしてる。そこから先にある”無駄”が動物と人間を完全に分離させたのだ。

 

「腹いっぱいになりゃいいんだよ」なんて下品にも程がある。だから箸もお皿も好きなものを使おう。ペットボトルのまま飲まないでお気に入りのグラスに注ごう。

 

豊かさ、ってのはそこにあるとぼくは思う。

 

誰かの「不要」や「当たり前」は誰かの「必要」や「気づき」になる。

 

つい2日前に久しぶりの友達から電話があった(なんか最近多いな)

 

こいつは金持ちだ。親が医者、でも親のお金じゃない。昔から自分で稼いできた。学生時代は親のお金で生きていた。この事でぼくと大喧嘩をした。(らしい)

 

ぼくは覚えてなかった。でもその時のことを謝りたい、という電話だった。それから何回も会ってるのに。

 

子どもが出来て、入院してる間ヒマだという事で事業を起こした。きっかけは暇つぶしにSNSで発信してたこと、それに需要があったことに気づいた、ということらしい。

 

え?これってそんなに求められてるの?とコンサルとして開始した。なんとなく上手くいってドイツへ旅行をしたらしい。(この辺がすごい)

 

ドイツで旅をしながら、ぼくが好きそうなものがたくさんあってぼくを思い出したそうだ。

 

ドイツにいて浮かれてたからコンサル販売してみっかー、とノリで料金を80万円に設定し(!)、これがバッチバチに売れたらしい。1月の売り上げはぼくの年収を遥かに上回っていた。

 

こいつは「金も稼げねえやつに権利なんかねえよ!」と断言した(しやがった!)ぼくはゲラゲラと笑い、話が聞きたくて思わぬ長電話となる。

 

(人の言う事なんて聞きたくない、というのは聞いてもない説教のことだ。独立と孤立は違うわけで、成功者の話はいくらでも聞く)

 

電話をくれた理由のひとつとして、ぼくが何を考えているのかを知りたい。というのがあったらしい。だからぼくは今の構想を5つくらい話した。

 

そのうち4つは完全否定された。「そんなのダメ、話にならん」と完全に否定された。「ビジネスにこだわりとか好みとかマジどうでもいい」と一蹴。

 

ぼくもそれに一票。ぐうの音も出なかった。

 

「私は誰にでもこんな話をするわけじゃない。あなたにお金がないのは不自然だ」と続ける。これは諸先輩方に言われ続けたことでもある。

 

「あなたの文章は素人のレベルじゃない、それに常にファンがいる。これを持ってる人はまずいない。そのセンスは絶対お金に変えられる」

 

長電話の中でいちばん嬉しい言葉だった。(ほめられるのだいすき)ちなみにこのブログの存在は知らないはずだ。

 

でも執筆じゃない。そういうことじゃない。とも言う。

 

これは”ヒントだけやる”ということじゃなく、この子はそういう話し方をする人なんだ。それをぼくは知っている。

 

楽しかった電話は「旦那がなんか言ってるからまたかけるわ」とブチッと切れた。耳にスマホを当てたまま「えぇ!?」と文字通りひとりで笑った。

 

するとこれまた久々の友達からラインが入ってて「ライブやんない?」というものだった。気分がよかった私は考えもせずに「やるー」とだけ返して数年ぶりにステージに立つことになった。

 

メンツはぼく以外、音楽でメシを食ってるやつらだ。そんなとこに放り込むなよ!とも思ったがまあいいや。

 

音楽もちょろっと始めたとこだ、そんなことしてるからこんな事になるんだろう。引き寄せってほどのことでもないけどさ。ゲロスベリしてやろうじゃないか。

 

共演者はドラマのエンディングテーマやってたり、ボカロ界で名前を知られたりしてる。けどぼくにとっては昔の飲み仲間だ、先輩だけど。

 

思えばぼくの周りはなんだかんだ成功してる。世にも珍しいアゲチンなんじゃね?あはは!と言われたがぼくは一切笑わない。

 

板の上で「もうライブやりませーん」から何年経つだろう。それからスタジオは毎週入って遊んでた。相棒はライブもやらないぼくに付き合ってくれている。(あ、このライブお前も出るんだよ?言ってないけど)

 

そして!

違う件でアイデアを出さなきゃいけなくて考えてた。なんだっけな、起業の会だっけな。そこでいくつか事業になりそうな種くらいのものを提示してほしいと言われていた。

 

後回しにしてたし、日程が近々になっているのでポクポクする。こんなんどうだろな、と気づけば3時間ほど首をひねっていた。

 

そのとき私は閃いた!

 

ん!?コレもしかしてめっちゃ面白いかも!!と起業の会とは関係のないアイデアが飛び出した!いや、持って行ってもいい。採用されてもされなくてもデメリットがない。巻き込んでもいいし、個人的にやってもいい。出来る!

 

待てよ、協力者が必要だ。ぼくがどうしたいのかを感覚で掴めて、フットワークの軽さ持ってるやつ。

 

うん、ぼくのバカな相棒だ。うってつけだ。これはなかなか替えが効かない。

 

依頼してみよう、どうせ「いいねえ!やろうやろう、なんとかなるっしょ!」とか言い出すはずだ。ぼくがこいつを手放さない理由わかるでしょう?

 

あまりに急なので、さすがにまだここでは話せないけど年内には実行したいな。必要なのは”努力”だけだから余裕だと思う。

 

実はもうひとつ思いついたことがある。これは上手くいくかどうか分からない。でも失敗にマイナス要素がない。お金もかからないし、寝かせてもおける。”勝ち”か”引き分け”しかない。これはコンサル女との電話があったから思いついた。

 

コンサル女は(コンサル女て)「誰と会うか話すかがその人の人生を決める」と話していた。ぼくもまったくそう思う。

 

どんだけ忙しくても寝てなくても遠くても会いに行った。そんな日々を何年も続けた。これが何かになるんだろうか?という思いはグッと飲み込んだ。正直、かなりしんどかった。何回も心が折れかけた。

 

でも人前では絶対出さなかった。これはぼくの唯一誇れるところ、ほめてやれるところ。

 

コンサル女は(コンサル女て)こんなことも言っていた。

 

「お金持ちには距離がある」

 

ぼくはピンとこなくて意味を聞く。

 

「お金持ちには距離があるんだよ。単純に海外に行く距離もそうだし、海外に行くってことは色んな言葉に触れてるし文化にも触れてる。これも距離。日本語から英語、フランス語、スワヒリ語。色んな宝石にも会ってる。普通の人はダイヤモンドしかない、そこに距離はない。それも名前を知ってるだけで、結婚してようやくひとつに辿りつく」

 

なるほど、と思った。

 

そして「一生懸命やってる人をばかにするのは絶対しちゃいけない」と何回もくり返していた。

 

自分の中で「この人と会えたから」というキーパーソンが何人かいて、ぼくもそのひとりだと言ってくれた。うれしかった。

 

ぼくはこれからも悩むし大失敗するし恥をかく。これはもう決定事項。王を取るには歩を前に出さなければなるまい。そこに隙が出来る。鉄壁は最初の布陣、勝負前の状態だけだ。

 

ごちゃごちゃしてる色んなことを、ひとつに繋げて費用対効果を爆上げしよう。ひとつ跳ねれば全部が跳ねることを意識して考えてきた。コストパフォーマンスが悪くなるから。

 

優しさだけは忘れずに。

目の前にいる人を大切に。

 

今日はここまで!寝ます。

 

ではまた!

 

本日のジョギングBGM

「深夜高速/フラワーカンパニーズ」(年に1回くらい聴き直してるなぁ)