開幕戦 ARTA Junior 阪口晴南
KRP Junior 阪口晴南
タイムトライアル:1位 49.866
決勝ヒート①:9位(BL49.993)
決勝ヒート②:1位(BL49.948)
子供ながら経験豊富で、速さも持っている彼が、ある意味チーム内で一番厳しい状況だったかもしれません。
速さを身につければつけるほど、「勝って当たり前」というプレッシャーが増え続けます。
自信は持っていても、ふとした時に無意識に弱さが出てしまう…、この年で楽しくカートを乗るだけでなく、そういったプレッシャーとも闘う強さを身につけなければならない…厳しい世界です。
フリー走行では、スリップストリームなしでも負けない速さ、競り勝てる強さ、を持てるように走りの細かい改善を徹底してやりました。
ラップタイムや他車の動向は気にせず、自分に集中するのは難しいもんです。スタッフもそういった部分にまで気を配り、「最後には絶対に1番でチェッカーを受ける」をコンセプトに練習しました。
TTでは最後にスリップを上手く使ってトップタイムを出しポールポジションを獲得しましたが、もうすでに単独でも確実にトップタイムを出せる走りは出来ていました。
決勝①ではトップを走行していたものの、不運で下位に沈んでしまい結果は9位でしたが、これもまたレース。最後尾まで落ちても諦めず走り切ったことはプラス要因ですし、また伸びしろが見つかったとポジティブに捉えるべきでしょう。
決勝②ではその悔しさを爆発させました。スタート直後の多重クラッシュというラッキーな展開もあり、一気にジャンプアップしてからは、予選アタック並の走りでどんどんポジションを上げていき、トップになってもペースは緩めずマージンを広げていきました。終盤の雨にも動揺せず、脇阪ディレクターの指導通り「中途半端なコントロールはせずに最後までプッシュ」し続けました。
絶対に勝つ!という強い気持ち、これはどんな技術や物よりも大切かもしれません。
テクニックとメンタルを更に進化させ、圧倒的な速さと強さを身につけるべく、これからも努力し続けましょう。
もう、手がつけられないくらい速くて強いドライバーになりますよ!
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