辰になにか言う訳でもなく強がり、我慢を続けた。
皆勤賞を狙ってたから。
シカトにも慣れてきた頃
徐々にクラスのみんなが辰の目を盗んでおれに話しかけはじめてきた。
なんか安心した。
みんな辰を怖がってる様子だった。
確かに辰は兄弟そろって2つ隣の区でやんちゃだったみたいだが。
シカトが始まってどれくらい経った頃だろ おれには地獄のように長く感じたが多分1ヶ月ぐらいだろう。
辰が話しかけてきた。
中身のない普通の会話だったが緊張しながら受け答えをした。
会話の最後に辰から
「今日一緒に帰ろう!遊べる?」って言われた。
辰には聞きたい事もあったし納得いかない所がいっぱいあったが
泣くほど嬉しかった。
本当は行かなきゃいけない学童保育も休んで辰と一緒に帰った。
帰り道に急に辰に
「麻美ごめんな。みんなシカトしてたでしょ?あれおれがみんなに言ったんだ。」
知っていたが知らないふりをした。
「え?なんで?」って答えた。
「嫌だったんだ、お前がクラスの中心にいたから。」
「お前が俺に注意したことを自分でやってたから。」
おれは辰に前向きなよって注意したらしい。
まったく覚えていない。
おじいちゃんの事もあってか全然覚えていなかった。
それと、おれは自分がクラスの中心だなんて思ったことも考えたこともなかった。
なんかものすごい色んな事を考えたが
「もういいよ辰。おれこそごめんね」ってとりあえず謝った。
早く辰と普通に遊んでクラスのみんなとも普通に喋れればそれでよかった。
辰んちでお兄ちゃんのはじめと辰とTVゲームスマブラをずっとやった。