アウトローフェイク

アウトローフェイク

アウトローフェイク。
それは
偽りの悪。

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5年生の土曜日に


辰と宗一郎とひーちゃんちに泊まった日のこと。


ひーちゃんがMENS EGGって掲載したての俗に言う『ギャル男雑誌』を買ってきた。


ギャル男には興味はなく、途中途中にある裸の女の子の写真だけを


別に何をするわけでもなく、どれがタイプかを『せーの!』って指をさして


議論してたレベル。


夜中の2時ごろ


ひーちゃんの部屋から抜け出して外に出ようって事になった。


めちゃくちゃドキドキしたのを覚えてる。


緊張もしたし少しびびった。


でもほかの3人はテンションがやたら高くとてもビビってる様子は無かった。


おれはビビってる事を隠した。


部屋の窓から先に宗一郎が抜け出した


続けて辰 その後はおれが  最後にひーちゃんが部屋を出た。


みんなでお揃いのキックボードに乗って新しくできたセブンイレブンまでかっ飛ばした。


なにもしていないのに夜中に外にいるだけで悪いことしているように感じた。


だけどその感情も3人には隠した。


セブンイレブンでから揚げ棒を買って昼間いつも遊んでる公園にいった。


いつも座るベンチに向かって行ったが


ひーちゃんが『シッ!なんか声が聞こえる・・・。』


確かに。しかも女の人の声だ。


少し距離をおいて見つからないように隠れながら4人で覗いた。


いつも座るベンチに高校生カップルがいちゃいちゃしてる。


制服を着てた。


激しくキスをし男の方は女の胸を触ってる。


それ以上のことは起きなかったがたぶん4人で30分は無言で眺めた。


飽きたのか


高校生の男が急にタバコ吸いだした。女も吸いだした。


辰が 『おれらもタバコ買ってみようよ』


買おう!3人で声をそろえた。


一人80円ずつ出して自動販売機で『セブンスター』を買った。


正直吸いたくなかった。


体力が落ちる、癌になる。 なにより20歳にならなきゃ逮捕されると思ってた。


でもそんな感情は3人には隠して


もちろん一緒に吸った。


みんなでふかしてた。


肺に入れることを知らなかった。