「人が抱える悩みの大半が幻想である」と聞いたら、
あなたはどう思うでしょうか?
「そんなバカな話はない。
実際、今、現実の問題で悩んでいるのに!」
そう思う方も多いと思います。
もちろんこれは、全ての方や、全てのケースに当てはまる
考え方ではありませんが、何らかの悩みが心に発生した時に
応用できる考え方の一つであるのは確かです。
簡単な例で言えば、
「いずれ、不幸に見舞われるかもしれない」と
思い悩むのであれば、まず、自分が不幸と思っている
内容を紙に書き出してみると良いでしょう。
そして、その不幸な内容が、どれ程の発生率があるのか
調べてみるのです。
日々の細かい悩みの大半は、実際に自分に起こらないのが
現状です。
明日~~かもしれない。
いずれ~~かもしれない。
もし~~だったらどうしよう。
きっと、その恐怖な出来事は、高確率で現実のものと
なるのかもしれません。
ただ一つ言えることは、
「それは今起こっているのではない」ということです。
そのとき
「起こるかもしれないことの不快感を先取りして」
まだ起こってもいない「今の瞬間に」その不快感を満喫し、
不快な物語を抱えていることが多いのです。
あるいは株価が暴落して、現実を突きつけられる事態も
あるでしょう。
ただ、冷静に見つめると、株価が暴落した今の現実より、
そのことから引き起こるであろう不幸に見舞われること
のほうが恐怖であり悩みであることが分かると思います。
こういった悩みを拭い去るには、過去、こういう事態で
何がどうなされたか、また、回避した人がいなかったか、
アドバイスがないか・・・などを調べ、自分がとるべき
策をまず、見出すことが先決です。
「~~かもしれない」
という不安の中に、最悪の事態が含まれているので
あれば、ある種の「諦めや覚悟」も大切です。
「死ぬかもしれない」
という最悪の事態が想定される出来事があるのなら、
「どの人もご多分に漏れず、人は必ず一度は死ぬ」と、
覚悟を決めるのです。
もちろん、このことで全てを諦めるのではなく、
その覚悟を持って、問題の解決に集中していくわけです。
楽しいことや嬉しいことが悩みになっている人は
いないでしょう。
不安や恐怖、苦痛が悩みの種であることは明白です。
そういった「今、ありもしない恐怖の空想」で悩むのは
無意味です。
むしろ現実の中に幸せを見出すことのほうが、
より充実した人生を送れるのではないでしょうか。