いつも通り 君と二人
トレイン七両目のこと
誰も来ない
病気になりそうなほど
寂しい電車の中
することも無いから
君と駄弁っていた
「でもまぁ今日も来ないでしょう」
ボール握り締め
ホーム下りて君は呟いた
あぁ 落とし転がったボール追いかけて
足を踏み外して
ガタゴト近づく電車音
バッと通ったトレインが
君を巻き込んで鳴き叫ぶ
血飛沫の色、君のコートと混ざり合って滲んでいった
嘘みたいな赤色が
「嘘じゃないぞ」ってわらってる
駅の白黒、
かき回すようなベルの音に全て眩んだ
目を覚ました走行音
鳴り響く車両で
今は何時?
いつも通り 君と二人
トレイン七両目のこと
やけに煩い発車音 覚えていた
でもさ、少し不思議だな。
同じ7両目
さっき見た夢を思い出した
「もう少し待ってみよう」
来たる挑戦者
楽しいバトル、電車壊れ車両大きく傾いた
剥き出された鉄骨が
君を貫いて突き刺さる
つんざく鳴き声 走行音たち
7両目で重なり合って
ワザとらしい赤色が
「夢じゃないぞ」ってわらってる
眩んでく黒、君の横顔、
笑ってるような気がした
何度車両を重ねても
赤色が隣を奪い去る。
繰り返して何十年。
もうとっくに気がついていたよ。
こんなよくある話なら
結末はきっと1つだけ。
繰り返した7両目の先。
バッと手を引き飛び込んだ
瞬間トレインにぶち当たる
血飛沫の色、
君の瞳と僕の白に染み込んでいき
文句ありげな赤色に
「ざまぁみなよ」って笑ったら
実によく在る二人の話。
そんな何かがここで終わった。
目を覚ました
いつもどおりの電車の中で
男はただ
「まただめでした」と
一人ボール握り締めてた
〈s.m15868987〉
原曲:カ.ゲロウデ.イズ
