知人のお手伝いで、関西国際空港に輸入荷物(食品)の引取りに行ってきました。
知人も初めてってことで、まあ行けばどうにかなるだろうって軽い気持ちでついていったら結構大変!
なので、今後のための備忘録も兼ねて、食品輸入を空港で受け取る際の流れについて書いてみたいと思います。
※私が関わったのは空港での受取からなので、ここに至るまでもいくつかの手続きがあったかと思いますが、それは今回は無視します!
●必要書類を輸入元から取得!
まずは、書類の準備。ざっと書くと、①原材料表、②製造工程表、③放射線照射の有無(無い場合、メーカーの証明書が必要)、④ハーブ等を使用している場合、薬機法非該当である旨の厚生局の確認、⑤B/L(船荷証券)、⑥インボイス
詳細は後述します!
●検疫へ食品等輸入届出書の提出!
検疫へ食品等輸入届出書及び上記必要書類を提出します。
この届出書の記入が大変!
我々のケースは初めての輸入のためかなり厳しかったです。
輸入品目ごとに原材料・製造工程等を記入していきます。
・・・そんなの添付書類の原材料表と製造工程表に全部書いてあるやろ!って思っても、ひたすらそれを輸入届出書にもフォーマットに合わせて記入しなければならないのです。原材料は検疫用のコードも調べてすべて記入。製造工程もメーカーの製造工程表(英語)を見ながら、四苦八苦しながら転記。
「まあ、適当に書いておいたらあとは向こうが直してくれるやろう」
という軽い気持ちで提出して帰って来ると。。。
翌日に訂正・確認事項を記載したFAXが3枚来てました!
ものすごく細かい。。。
スペル間違いまで全てチェックされてて、追加確認事項も山盛り。
訂正してFAX送付して、また訂正事項が送られてきて訂正してといったやり取りを3,4回重ねやっとOK。
ちなみに、OKまで3日ほどかかりました。
OKが出たところで、添付書類を含め2部作成し、返送用の封筒(切手貼付済)を同封し検疫まで送れとのこと。
・・・それって、宅急便でも届くのが翌日でその日のうちに検疫が処理して返送してくれても、こちらの受領はその翌日。
それから書類を持って空港に行けるのは早くても3日後ってことになります。
この時点で、荷物が届いて1週間ほど経ってました。
荷物到着後、4日目くらいから保管料がかかるとのことで、その額が4~5千円/日ほどとのこと、早く取りに行かないとアホみたいにコストがかさんでいきます。
なので、書類は送付せずに直接検疫に持参することにしました。
●検疫での現物チェック!
車で再び関西国際空港へ。
検疫へ行き書類を提出すると、次は現物チェック。
荷物はJALKASという倉庫に入っているとのことだったので、行ってみるとかなり広くてどこへ行けばいいかわからない。
数人に聞いて荷物受付へ。
そこでB/Lを提出すると、なんか書類一式をくれました。
その書類を持って今度は倉庫内の「内点受付」へ。
内点っていうのは倉庫内での点検って意味でしょう。
そこで先ほどの書類を見せて検疫によるチェックが必要との旨を告げると、倉庫の「内点場」へ荷物を移動してくれました。
検疫に連絡し「内点場」へ来てもらいチェックしてもらいます。
・・・これがかなりちゃんとチェック!
若い女の子とおじさんが2人で来たのですが、女の子は今年就職したばかりだそうで、かなり真面目におそらくマニュアルに忠実にチェック。全品目パッケージを開けて写真を撮って、原材料が提出した届出書と相違していないかもチェック。結構時間がかかりましたが、無事終了!
●税関への申告!
検疫に戻り合格証明書みたいなのを受けとり次は税関へ!
税関に検疫の合格証とインボイスを提出し税額を計算!・・・してくれるのかと思ったら自分で全品目の税率を調べて税関内に設置してある端末に入力しろとのこと。
でも我々が初心者で右も左も分からんと言うと、係の人が専属で教えてくれました。まあ税率を調べて入力するだけなのですぐに終わるかと思うと。。。
いろいろな計算方法があるらしく、例えば今回の我々は少額のカテゴリーだったため、全品目のうち金額ベースで50%を超えるものがあればその税率を全てに適用してもいいとか、一番高い税率を全てに適用してもいいとかがあり、どの方法が税金が安いとか楽とかがありました。
なんやかんやで入力が終了。すると係の人が「I/P(輸入許可証)」及び税額を記載した書類を発行してくれました。
税関内の収納窓口で税金を支払い、再びJALKASへ。
●やっと荷物受取!
受付で書類を提出
(※ここでは私は車で待っていたのでどの書類を渡したのか見てなかったのですが、恐らく最初にJALKASの受付に来た時の書類一式に含まれていたD/O(デリバリーオーダー)とI/Pを提示したのだと思います。)
で、やっと荷物が倉庫から搬出され受領できました!
大変でしたが、一回やってみると次回からはだいぶ楽になりそう。
ちなみに、ある程度オンラインでもできる仕組みがあっるようなので、次回はそれを利用してみたいと思います、絶対そっちが楽やろ。
●追記。。。
今回の流れをざっとまとめておきたいと思います。
1 書類の準備(輸入元から取得)
① 検疫に提出用
・ 原材料表
・ 製造工程表
・ 放射線照射の有無(無い場合、メーカーの証明書が必要)
・ ハーブ等を使用している場合、薬機法非該当である旨の厚生局の確認
② 航空会社に提出
・ B/L(船荷証券)
③ 税関に提出
・ インボイス
2 検疫への届出
① 食品等輸入届出書の作成
② 上記1.添付書類の確認
③ 書類を2部作成し検疫へ提出し、必要であれば現物チェック
④ 合格証の受領
3 税関への届出
① インボイスの提出
② 品目ごとの関税の入力(税関設置PCにて)
③ 税額の計算書及びI/P(輸入許可証)の受領
④ 関税の支払
4 荷物の受領
① 航空会社(今回はJASKASが兼任?)からD/Oの受取。
② 貨物受付にI/PとD/Oを提出。
③ 荷物受領
※以上の流れは今回の我々のケースなので、場合によっては細部の順序等が異なるかもしれません。
まあ、とりあえずいろいろ勉強にはなりました。
通関士取ろかな(^^;