先日、友人(だいぶ若者)となんかちょっと政治チックな話になって僕が

 

「国ってインフラ整備と貨幣の流通管理、あと国防だけやってくれたらいいんちゃうかな?(テキトー)」

 

みないな話をすると友人は、

 

「いや国防もいらないと思う」

 

という意味不明な発言。。。

 

 

 

 

いやいや、第三国が攻めてきたらどうすんの?

 

「他国に侵略されてもなんか問題ある?今の日本のあほな老害政治家から他国政府の統治に変わるだけでべついいじゃん

!」

 

 

 

・・・今の老害政治家どもがあまりにもくずすぎるあまり、若者でこのような考えを人々が出てきていることに戦慄を覚えました。

 

 

 

ちょっと話は飛びますが、かなり前に京都のタクシーに乗った時のことです。

同上した友達がタクシーの運転手の「京都は好きか?」との問いに対し「京都人って腹黒いですよねー。」と返して空気が凍りかけました。

 

 

まあタクシーの運転手も大人の対応をしてくれ、さらにこんな話をしてくれました。

 

 

「京都は千年以上前からの都でころころ権力者が変わりその時々で時の政権に従わないといけない。で、従う権力者を間違うと裏切り者として扱われてしまう。なので、京都人は誰の側にもついていない、もしくはどちらの側にもついているような言い方をすることで”京都人”としての文化を守ってきた。本心を隠しているように見えるのはそこらへんが理由ちゃうかなぁ。」

 

 

なるほどと思った。

確かに権力者が変わっても次の権力者に従って従順に生きていればいい。

 

 

で、また話は飛びますが第二次世界大戦後のGHQによる日本統治。

もちろん直接知っている訳ではないけど、かなりゆるい統治でまあ従順にしていればひどい目にあうこともあまりなかったように思える。(もちろん理不尽なこともあったとは思います。)

 

 

なにが言いたいかというと、そもそも日本は単一民族であり近隣を征服したところでそこに住む住民は民族的な差異がないので無駄な虐殺などする気もないしする必要もなかった。従順であれば統治するだけでよく、その統治がよければ逆に感謝されたりもしただろう。

 

 

じゃあなぜGHQは日本に対して歴史的にみても稀なほどの穏健な統治をしたのか?

まあ理由はよくわからんけど北からの脅威等の関係で日本が赤化されたら困るのでアメリカ側に引き留めておくためにやさしくしてくれてたのかもしれない。なんにしてもGHQによる日本統治は人類の歴史的にみてもかなり特異な例だと思う。

 

 

翻って世界を見てみると、侵略=民族浄化、つまり民族ごと消し去ろうとした例が多くみられる。

ちょっと前まではそんなことは歴史の教科書上の話かと思ってたけど、昨今、突然隣国に攻め入り善良な市民を拷問・虐殺している国や、自国領土内に住む少数民族の領土を取り上げ強制労働、従わないものに対してはジェノサイドを行っている国がある。またあほみたいに我が国にミサイルを打ちこんでくる国もある。っていうか日本はこんな国に囲まれている。

 

 

要するに、今後日本がこれらの国に占領されるなら、昔の日本やGHQの占領とは全く異質のものになるであろうことは想像に難くない。。。

 

 

冒頭の若者に言いたいことは二つ。

 

 

「歴史を学び、現実を見ろ」

 

 

あるユーチューバーが最近の左翼系の人間は論理的な思考ができないと言っていた。

それは、すでに社会主義の理論は破綻していてロジックでは資本・民主主義に勝てない、なので環境とかLGBT、もしくは現状では実現不可能な理想論としての平和、などなんとなく感覚的によさげなことで声を上げるしか自分たちの存在感を示せない。

 

 

せめて若者たちには、安易なエセ左翼思想に惑わされず、もっと世界の歴史を学んで現実を見て知識をつけ、そこから論理的に結論を導ける知性を身につけてほしい、と思った。