梓特別攻撃隊―爆撃機「銀河」三千キロの航跡 (光人社NF文庫)/神野 正美

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「まあまて。ここで青年が起たなければ、日本は滅びますよ。しかし、青年たちが国難に殉じていかに戦ったのかという歴史を記憶する限り、日本と日本人は滅びないのですよ」


特別攻撃を考案したとされている大西中将が戦地で新聞記者に言った言葉。


ただ、大西中将はそもそも特攻については「統率の外道だ」と嘆いていたと言う。
前線の部隊指揮官として実施せざるをえない立場にたたされ、
血涙の思いで愛する部下に”十死零生”の特攻作戦を命じた。
戦破れるや、彼は一言の弁明もせ、責任を取って割腹、介錯をことわり、
まる半日苦悶のすえ息を引きとり、散華した部下達の後を追った。



上記言葉は、そんな中将が自らに言い聞かせるために発した
特攻の正当性のこじつけかもしれない。

でも、あまりにも深く僕の心に突き刺さった。。。




特攻隊を美化したり正当化する気はないし、
そもそもそれほど詳しく知っているわけでもない。


ただ、日本国の領海が度々の侵攻を受け
国家の威信が揺らいでいる昨今の状況、
そしてそれをただ傍観しているだけかのような
今の政府を見ていると、
命を犠牲に領海を守ろうとした特攻隊が
いかに尊くて重要であったか再認識せざるを得ない。。。



※以下の文章の前にことわっておくけど僕は中国を嫌いと言うことではない。むしろ歴史・文化には敬意をもっている。中国旅行では列車で知り合った若者に、観光案内をしてもらい食事をご馳走になったこともあるし、日本国内にもたくさんの中国人の仲のいい知人がいる。中華料理も好きだし、ジャッキーチェンやブルースリーも好きだ。中国拳法(形意拳・八極拳)もやったことがあるし、少林寺拳法もやっていた(これはあまり関係ないか。。。)「孫子」や「韓非子」は人生の教科書のひとつだ。なので、中国に対する偏見ではなく、昨今の”事実”から導き出した、ロジカルな妄想ということで。。。




雑誌に、中国は急速な勢いで軍拡を進めている
との記事があった。


海軍力の増強のスピードはすさまじいものらしい。
潜水艦はアメリカ(及び日本)に察知されることなく
太平洋上に姿を現した。

また07年にはすでに衛星のミサイル撃墜実験に成功している。

2025年か早ければ2020年までに、
中国は東アジアか少なくとも西太平洋で
事実上の支配権を確立する可能性が示唆されている。



併せて、ここ数日のネットニュースで気になる記事を2つ見つけた。


「中国による日本の森林買収が深刻」
「自国の「草食系」よりも…中国人学生に熱視線 日本企業「本社幹部候補で」」



「孫子」を敬愛する僕からすると、
これは孫子の兵法の応用ではと妄想してしまう。



『先ず戦う前に勝つ状況をつくる、そうすれば自然に「勝ち」はついてくる。。。』




無法とも思える軍事行動の裏には、
「成功へのシナリオ」つまり
「必勝のフォーメーションの構築」が
着々と進行中と考えても深読みではないと思う。



近い将来日本は、海の道を奪われ、国土を奪われ、水資源を奪われ、企業を奪われ。。。




しかも、今の日本政府はむしろそれを
嬉々として差し出しているとさえ見える行動を
繰り返している。




日本と日本人の存続の危機は目前に迫っている。。。



こんな時代だからこそ、「大西中将」の言葉が別の意味を持って輝きだす。



「まあまて。ここで青年が起たなければ、日本は滅びますよ。しかし、青年たちが国難に殉じていかに戦ったのかという歴史を記憶する限り、日本と日本人は滅びないのですよ」