神尾 亮の「麻雀のような人生に人生のような麻雀を」 -37ページ目

先日、とある体験会に参加した。


LOVOT(らぼっと)というロボットの体験会である。

 

 

TBSの情熱大陸という番組で取り上げられていたものをたまたま見て、

どんなものかと思って体験しに行った。


 

 

様々なロボットやAI製品の開発が昨今盛り上がっているが、

 

 

このLOVOT(らぼっと)は、他のロボットとはコンセプトが一味違う。
 

 

 

仕事をしないのだ。
 

 

 

 

最新のニュースも読みあげてくれないし、

出かけている間にお掃除をしてくれるわけでもない。

 

 

 

ただ、そこにいるのだ。

 

 

 

 

声をかければ近寄ってきて、ピョコピョコ動くだけ。

 

 

 

愛されるためだけに作られたロボットなのである。
 

 

 

どんな機能を持たせて、どんな仕事をさせるかという概念とは全くの真逆で、何も仕事をさせない。

 

 

 

 

この発想が斬新で面白いと思い、体験会に参加した。
 

 

 

 

 

そのときの様子がこれである。

 

 

 

 

 

 

 

こんなに顔が引きつることがあるだろうか。

 

 

 

正直なところ、ややがっかりしたのだ。


声をかければ近づいてくるし、頭をなでれば呼吸をしながら眠りにつく。

 

 

 

たしかに愛らしさはあるが、

 

 

 

やはり機械だと思ってしまった。

 

 

 

 

頭についた魚眼レンズで顔認識をし、足元についた深度センサで距離を測って近づいてくる。

抱きかかえると体温はあるが、体温というよりも機械の熱さ。

体も固く、動物を抱きかかえている感覚にはどうもならなかった。


とはいえコンセプトは面白いので、もっとより良いものになってほしい。

 

 

 

 

 

どうしたらこのロボットに対して、情がわくようになるのか・・・

 

 

 

 

 

担当のスタッフに、LOVOT(らぼっと)に触れてみた感想とあわせて1つ提案をした。

 

 

 

 

 

「寿命のあるモードを設けたらどうでしょうか?」

 

 

 

 

 

購入してから年月がたつと、

次第に飼い主の顔も忘れ、

動きもにぶくなり、最終的には冷たくなる。


いつでも永遠に安定して稼働するマシンではなく、

季節によって体調が悪くなったり、

年齢によって動きが悪くなったりするような、

 

 

いわゆる生き物っぽい挙動にしてみると、

もっと情がわくのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

「さすがにそれは(笑)」とスタッフ。


高いお金を払って買ったロボットがいずれ動かなくなっちゃだめでしょうと。


もちろん正論。


とはいえ、そういう根底を覆すような発想をしてみることも大事なんじゃないかと思うのだ。

 

 

 

せっかく「仕事をさせない」という斬新なアイディアなのだから、

着せ替えができますとか誰でも思いつくような売り方ではなく、

もうひとつさらに斬新な発想をしてみてもいいのではないだろうかと思う。

 

 

もちろんいろいろ言われるのかもしれないけれど。
 

 

 

 

 

 

 

先日の最高位戦ペアマッチでこんなコーナーがあった。

 

 

 

「何切る最高位2019」

 

 


現タイトルホルダーが、用意された何切る問題に対してどの牌を切るかを参加者が予想し、当たったら賞品がもらえるというもの。
 

 

 

 

その中で、現最高位である近藤誠一プロが解答したのがこの問題。

 

 

 

 

 

 

何を切るか。

 

 

 

 

 

マイクをもった近藤プロはこう言った。

 

 

 


「4pを切ってみますか。」

 

 

 

 

!!!

 

 


会場内の参加者が皆ひっくり返る。
 

 

 

 

 

 

お得意のいつものトーンで話をすすめる。
 

 

 


現状4mが暗刻で、3pと4sが対子。

3p引いて、4s引いて、5s引いて5s引いたら、

 

 

 


4巡後には、スッタンですよ?

 

 

会場内大爆笑。

「いやいやさすがにそれは(笑)」と大盛り上がり。

 

 

 



まぁ近藤さんのジョークだったのだが、

 

 

これを少し真面目に捉えてみるとどうだろう。

 

 

 

 

 

赤なしの競技麻雀では打点を作るのが難しい。

満貫や跳満がボンボン簡単に作れるようなものではない。

役満は32000点で、満貫4回分の収入。

満貫4回あがりにいくくらいなら、4回分の収入となる役満を毎局作りにいってもいいのではないか。

 

 

実際、タイトル戦の予選最終戦などで役満条件になると国士無双や四暗刻を目指して手組みをする。

 

 

そして意外にこれが形になる。

なぜならば、プロはある程度山読みができるからだ。

 

 

 

精度高く役満を作りにいけるのであれば、

 

 

毎局、役満を作りにいくプロがいてもいいのではないだろうか。

 

 

 

 

 

無論、そう打つべきだと言いたいわけではなく、

そういう発想のプロがいてもいいのではないかという話。



固定観念を大きくぶっ壊すような発想が、

 

どんな業界でもそろそろ欲しいなと思う。
 

 

 

 


ネットの世界を見ても、

ツイッターやブログなどのSNS、動画投稿、生配信、、、

 

 

 

10年前と何も変わっていない。
 

 

 

 

もちろんVtuberやTiktokなど新しい見せ方は出てきているが、

やっていることは10年前とほとんど変わっていない。

 

 

 

 

最近このことにとても絶望している。

 

 

 

 

本当に「平成」は終わるのだろうか。
 

 

 

 

新しい元号になっても、その元号のマスクをかぶった平成時代がそのまま続くような気がしてならない。



「TwitterとかYoutubeとか懐かしいね。」

「平成って、謎にSNSとか動画投稿とか流行っていたよね。」



そんな声があがる時代になってほしい。


誰も思いつかないような発想がないと、新しい時代はやってこない。

 

 

 

新元号まで数か月というところまで来て、最近そんなことを思うようになった。

 

 

 

 

 

と、まぁ10年以上前からある「ブログ」からいつまでも発信しているようじゃ、自分も平成時代に取り残されるのかもしれないけれど。

 

 

 

 

 

<なんだこの誰でも書けそうなコラムは。

 

 

 

ごもっとも。