正義の味方はこいつ。 | 思いつきで。

正義の味方はこいつ。

勢いよく唇を噛んだあの日から
僕はあいつに悩まされるようになった。

一週間ほど前だろうか。
僕はいつものようにご飯を食べていた。
なんの迷いもなく、もぐもぐと。
事件はなんの前触れもなく起こった。

『ガリッ』

あう…

気が付くと、僕の犬歯の辺りの下唇からは血が出ていた。
『昔は疲れてるときによくあった事だし、すぐ治るだろう。』
その時は、久々のセルフバイトを軽視した。

しかし、治る兆しをみせない口内炎は日々の食事で、僕を苦しめた。
食事を人生の楽しみの一つとする僕はこれに悩まされ、
人生に喜びを見出せないようになっていた。

そんな日々を打開しようと考え抜いた結果、
僕は正義の味方を呼び寄せることにした。


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『もう安心だよ!』
そう言っているかのように、正義の味方は胃に流れ込んで行った。