名古屋のデザイナー 神田です。
ある経営者さんから、こんな相談を受けました。
「◯◯ビルの改修工事に1000万~2000万くらいかけたら何ができるかな?」
と。。。
この質問、あなたならどう対応しますか?
僕は、建築のお話はできないので、
とりあえず知り合いの建築士さんにこの相談を持ちかけました。
ただ、建築士さんから聞かれたことは、
「どんなことしたいの?どんなことしようと考えてるの?」
と。。。
「やっぱりまずはそれが大事ですよね~。」って話を終わらせたのですが。
結局、僕が話をまとめることになってしまったのです。
では、、、
なぜ僕が話をまとめる話になったのか?
ここにデザインをするということはどういうことなのか?
という話が含まれていますので、
みなさんにもシェアしたいとおもいます。
---------------------------------
まず、問題(物語)に出てくる事柄を並べますと
1)◯◯ビルがある
2)古いので改修工事がしたい
3)どうせ改修工事を行うなら、別の何かをしたい
4)1000万円~2000万円かけられそう(決定事項ではない)
5)とりあえず1000万円で何ができるの?
私が思い描く中では、おおよそこの5点が浮かび上がります。
ここで一番大事になるのは 3)なのですが、それは少しあとに説明するとして、
5)だけが重要視された会話になった場合
1000万円の改修工事 = 塗装+張り替え
できる? できない? という判断でしか、
この改修作業を捉えることはできませんよね。
この時点での答えは、当然「YES」です!
ただし、作業量と物資等のコスト計算により、
できる範囲は検討(計算)する必要があります。
では、本当にそれでいいのでしょうか?
それは「NO」です!
なぜなら、
3)どうせ改修工事を行うなら、別の何かをしたい
という部分(別の何かをしたい)という気持ちを満たしていないからです。
どうせやらなければならない作業なんだけど、、、
別の何かをしたい
というこのポイントに、私はデザインの大きな役割を感じています。
別の何か?ってなんでしょうね。
「別の何か」は、1000万円で実現可能なことなのでしょうか?
または、1000万円では実現できないことなのでしょうか?
それを目的に掲げた時、1000万円という
費用より先に決めなければならないことがあります。
それは、
「何をするのか?」「どう(表現)するのか?」
というように具体的にやることではなく、
「この◯◯ビルをどのような状態(状況)に導くのか?」
という目的が必要なのです。
つまり、◯◯ビルの新たな目的を導き出す作業が必要になるのです。
例えば、
・綺麗にする
・派手にする
・見た人に興味を抱かせる
・話題にさせる
・人を呼び込む
など
その目的が決まった時に初めて
「何をするか?」「どう表現するか?」
が決まります。
では、次の段階へ進み
「見た人に興味を抱かせる」を選んだとしましょう。
ここで初めて、具体的な手法が描かれていきます。
・全体を塗る
・中央に帯で色を入れる
・大きな看板を作る
・全体を緑地化する
など
このように考えると手法はたくさん挙げられますよね。
そして次に、
それが「見た人に興味を抱かせる」ことに等しい行為なのか?
という問いを投げかけるのです。
すると、例えば
・中央に帯で色を入れる
という解決に達した場合、初めて費用計算が発生するのです。
その帯はどれくらいの帯か?
何メートル四方か?
何色か?
どれくらいのペンキが必要か?
塗りか?吹き付けか? はたまた木や鉄板を貼るのか?
作業車は必要か?
作業に必要な人数は?
作業に必要な日数は?
作業に届け出は必要か?
など
結果として、1000万円も必要ではない可能性も出てきます。
もし、本当に1000万円かからなかった場合、
「さらにそのほかに工夫できることは?」
という余裕すら出てきます。
これが、デザインすることの本質になると私は考えています。
さて前置きが長くなりましたけど、私の仕事についての話も少し -----
上記にあった内容の中で、
目的というのは、デザインの中でもコンセプトの一部に相当します。
(お客様に対する)こだわり → 行動 → ビジュアル
この順序に当てはめて整理すると
目的 = 見た人に興味を抱かせる
行動 = 中央に帯で色を入れる
ビジュアル = どんな見せ方で、どんな色?どんな素材?
という具合いに分類されます。
ここには、具体的に費用は描かれていませんが、
この順番で導くと、ブランディングになっていきます。
時には、目的に合わせたビジュアルを先に立てる場合もあります。
でもその場合には、先に行動を決めている必要があるのです。
費用が先に立っている状況では、
誰にも何も伝わりません。
やっている自分たちでさえ、なんのためにやっているのかわからなくなります。
費用は、
目的に対して必要となることだけに使うこと
そして必要となる費用は、大きく分けて以下の3つです。
・モノを作る(動かす・買う)ため
・人が動く(人を動かす)ため
・情報を得る(収集)ため
費用は最後に。
使いどころを考えて。
追記 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お金でお金を生むシステムは存在するかもしれません。
ですがそこには、デザイン的な考えは全く必要ないように感じています。
ある経営者さんから、こんな相談を受けました。
「◯◯ビルの改修工事に1000万~2000万くらいかけたら何ができるかな?」
と。。。
この質問、あなたならどう対応しますか?
僕は、建築のお話はできないので、
とりあえず知り合いの建築士さんにこの相談を持ちかけました。
ただ、建築士さんから聞かれたことは、
「どんなことしたいの?どんなことしようと考えてるの?」
と。。。
「やっぱりまずはそれが大事ですよね~。」って話を終わらせたのですが。
結局、僕が話をまとめることになってしまったのです。
では、、、
なぜ僕が話をまとめる話になったのか?
ここにデザインをするということはどういうことなのか?
という話が含まれていますので、
みなさんにもシェアしたいとおもいます。
---------------------------------
まず、問題(物語)に出てくる事柄を並べますと
1)◯◯ビルがある
2)古いので改修工事がしたい
3)どうせ改修工事を行うなら、別の何かをしたい
4)1000万円~2000万円かけられそう(決定事項ではない)
5)とりあえず1000万円で何ができるの?
私が思い描く中では、おおよそこの5点が浮かび上がります。
ここで一番大事になるのは 3)なのですが、それは少しあとに説明するとして、
5)だけが重要視された会話になった場合
1000万円の改修工事 = 塗装+張り替え
できる? できない? という判断でしか、
この改修作業を捉えることはできませんよね。
この時点での答えは、当然「YES」です!
ただし、作業量と物資等のコスト計算により、
できる範囲は検討(計算)する必要があります。
では、本当にそれでいいのでしょうか?
それは「NO」です!
なぜなら、
3)どうせ改修工事を行うなら、別の何かをしたい
という部分(別の何かをしたい)という気持ちを満たしていないからです。
どうせやらなければならない作業なんだけど、、、
別の何かをしたい
というこのポイントに、私はデザインの大きな役割を感じています。
別の何か?ってなんでしょうね。
「別の何か」は、1000万円で実現可能なことなのでしょうか?
または、1000万円では実現できないことなのでしょうか?
それを目的に掲げた時、1000万円という
費用より先に決めなければならないことがあります。
それは、
「何をするのか?」「どう(表現)するのか?」
というように具体的にやることではなく、
「この◯◯ビルをどのような状態(状況)に導くのか?」
という目的が必要なのです。
つまり、◯◯ビルの新たな目的を導き出す作業が必要になるのです。
例えば、
・綺麗にする
・派手にする
・見た人に興味を抱かせる
・話題にさせる
・人を呼び込む
など
その目的が決まった時に初めて
「何をするか?」「どう表現するか?」
が決まります。
では、次の段階へ進み
「見た人に興味を抱かせる」を選んだとしましょう。
ここで初めて、具体的な手法が描かれていきます。
・全体を塗る
・中央に帯で色を入れる
・大きな看板を作る
・全体を緑地化する
など
このように考えると手法はたくさん挙げられますよね。
そして次に、
それが「見た人に興味を抱かせる」ことに等しい行為なのか?
という問いを投げかけるのです。
すると、例えば
・中央に帯で色を入れる
という解決に達した場合、初めて費用計算が発生するのです。
その帯はどれくらいの帯か?
何メートル四方か?
何色か?
どれくらいのペンキが必要か?
塗りか?吹き付けか? はたまた木や鉄板を貼るのか?
作業車は必要か?
作業に必要な人数は?
作業に必要な日数は?
作業に届け出は必要か?
など
結果として、1000万円も必要ではない可能性も出てきます。
もし、本当に1000万円かからなかった場合、
「さらにそのほかに工夫できることは?」
という余裕すら出てきます。
これが、デザインすることの本質になると私は考えています。
さて前置きが長くなりましたけど、私の仕事についての話も少し -----
上記にあった内容の中で、
目的というのは、デザインの中でもコンセプトの一部に相当します。
(お客様に対する)こだわり → 行動 → ビジュアル
この順序に当てはめて整理すると
目的 = 見た人に興味を抱かせる
行動 = 中央に帯で色を入れる
ビジュアル = どんな見せ方で、どんな色?どんな素材?
という具合いに分類されます。
ここには、具体的に費用は描かれていませんが、
この順番で導くと、ブランディングになっていきます。
時には、目的に合わせたビジュアルを先に立てる場合もあります。
でもその場合には、先に行動を決めている必要があるのです。
費用が先に立っている状況では、
誰にも何も伝わりません。
やっている自分たちでさえ、なんのためにやっているのかわからなくなります。
費用は、
目的に対して必要となることだけに使うこと
そして必要となる費用は、大きく分けて以下の3つです。
・モノを作る(動かす・買う)ため
・人が動く(人を動かす)ため
・情報を得る(収集)ため
費用は最後に。
使いどころを考えて。
追記 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お金でお金を生むシステムは存在するかもしれません。
ですがそこには、デザイン的な考えは全く必要ないように感じています。
