上場企業、「黒字倒産」相次ぐ 不動産など今年7社
決算で黒字を計上しながら倒産に追い込まれる上場企業が相次いでいる。2008年の上場企業の倒産は11日時点で13社。うち5割強にあたる7社で直近に発表した本決算の最終損益が黒字だった。サブプライム問題の余波などで年明けから金融機関の融資姿勢が厳しくなり、不動産や建設会社などを中心に資金繰りが急速に悪化したことを反映している。
黒字での倒産が目立つ建設・不動産会社では、グレースなど5社が経常損益でみても直近決算が黒字。8月に民事再生法の適用を申請したアーバンコーポレイションは連結純利益が311億円と過去最高だった。(16:00) 出典 NIKKEI NET
ここ数年の不動産市場への外国資金の流入によって肥大化した会社の中でも「過剰」の部分がそぎ落とされているという印象。特にアーバンは極めてハイリスク、ハイリターン型の会社だったようだ。
なんにせよ、決算が黒字でも、短期資金が無ければ生き残れない。
人でいえば、体は健康でも、血管に空気注射をすれば死んでしまうのである。
会計上の利益よりも、キャッシュフローの管理が大事。と自分に言い聞かせます。