ということで前回はアルワリードが起業して、つぶれそうな銀行にターンアラウンドしかけて成功するところまででしたが、
シティを買ってからはまさに帯に書いてあるような投資家としてのアルワリード王子の姿が語られています。
ウォーレン・バフェット氏との共通点の指摘
1 リサーチや入念な戦略を練ることに価値を見出している。
2 特定企業だけでなく業界全体を研究する
3 優れた経営を重視する
アルワリードの投資方針
「世界的な―少なくとも地域的な―ブランド力と優れた経営陣を擁する企業で、しかも市場も気づいている弱点のせいで株価が大きく割安になっている企業を物色するんです。それから株を買って、ずっと保有するわけです。ですから常に”経営陣の友”なんですよ」
企業を徹底調査し、目標を設定し、その価格になるまでじっと待つ。
その価格になったら躊躇無く買う。
この一般的にいうところのバリュー投資を徹底的に実践し、銀行、テクノロジー、ホテル、メディア、など多岐に渡る業種に投資する一大帝国を築き上げました。
あとやたらとでてくるキーワードは「習熟曲線」です。気になったのででググリました。→習熟曲線(learning curves)とは、簡単に言うと「作れば作るほど製造コストが下がる様子」を示した曲線である。(参照 http://journal.mycom.co.jp/articles/2005/05/19/spf1/001.html )
「経験曲線」ともいうみたいですね。
起業→経営→投資という流れで来ましたが、次章からは家族やスタッフ、など交えアルワリードの人となりについての内容になるので、気が向いたらまとめるという感じでいきたいと思う。あと付属のDVDを見ましたが、この人まじでスピードが最優先です。
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