やる気のないダメ嬢の私でも場内は比較的とれていた。

 

よほど居心地の良い席、もしくは担当から場内獲って欲しいとお願いをされたとき、

それくらいしか自ら場内を獲りに行くことは少ない。

 

自ら獲りにいかなくても場内指名やドリンクは意外ともらえるもので

本入店していればよかったかな、と思ったりする。

 

営業をかけることがほぼゼロの為

本指名がかえってくることはほとんどなかったけれど

中には本指名をしてくれるお客様もいた。

 

但し、私を本指名してくれるのはガチ恋客ばかり…。

同伴含め、定期的に店に来てくれたガチ恋客が2人いた。

 

ひとりは建設業勤務のオジサマA氏。

典型的なガチ恋痛客。

 

ひとりは怖いお兄さんたちとつながりのあるオジサマI氏。

こちらはガチ恋から良客様むしろ良いお友達?パパ?へと転身を遂げた特殊なお客様。

 

どうやら私はオジサマに好かれるらしい。