さらに前回のつづきです
消化器内視鏡学会の大腸内視鏡スクリーニングとサーベイランスガイドラインを引用させていただいてます。
わかりやすくするために、少しはしょって、まとめますと
(意味合いが細かいとこ、違うよと偉い先生方から言われそうですが)
初回の大腸内視鏡検査で、大腸のポリープを切除した場合に
①切除した大腸ポリープが腺腫だった場合で2個以内なら、次回3~5年後の大腸内視鏡検査
②切除した大腸ポリープが腺腫だった場合で3-9個なら、次回3年後の大腸内視鏡検査
③切除した大腸ポリープが腺腫だった場合で10個以上か、癌に近いタイプの病理結果か、癌だったなら次回1~3年後
その中でも切除した大腸ポリープが腺腫10個以上か癌か20㎜以上の結果であれば、次回1年後の大腸内視鏡検査
と提案されています。
ポリープ切除の治療状況で、場合によってはもっと間隔を空けずに短期で治療後半年後や1,3か月後の
次回の検査を勧められる事もあろうかと思います。
ポリープをとった個数と、病理結果が癌にちかいかどうかと、大きさが次回からの検査とかかわってくるようです。
③場合、再度、癌に近いとか、早期癌のような悪いタイプの癌がまたできてきやすくなるようで、間隔を空けずに
再検査をうけられた方がよいようです。
大腸内視鏡検査は、検査前の食事制限、前処置、心労、検査日は1日かかり時間がつぶれる、金銭的負担などなど、
大変かとも思うのですが、(私も何度かうけているので、そう思われるのは理解できます)
ご自身の体を守る事は、ご家族のためにもなると思います。そう思います。本当に
ですので、定期的な検査がよいかと思います。
現在、以前に比べれば大腸癌は増えてきていますので。
イラストはいらすとやさんのものを引用させていただいてます