最近、アプリを作る前に競合分析をかなりするようになりました。

App Storeを調べて、

「似たアプリはあるのか?」

「どんな機能があるのか?」

「どこが弱いのか?」

「どう差別化できるのか?」

そんなことを考えながら、ひたすら競合を見ていました。

最初は、

「競合を知って、もっと良いアプリを作ろう」

という目的だったはずです。

ところが、いつの間にか目的が変わっていました。

競合に勝つことばかり考えていた

競合アプリを調べていると、いろいろなことが見えてきます。

「この機能はこっちのアプリの方が優れている」

「このアプリにはこの機能がない」

「ここを改善すれば差別化できそう」

「この機能を追加すれば、もっとオールマイティにできそう」

こうやって考えていると、どんどんアイデアが膨らみます。

そして、

「競合より機能が多い」

「競合にはない機能がある」

という方向に進んでいきます。

でも、ふと気づきました。

それって、本当に売れるアプリなのか?

「競合に勝てる」と「売れる」は違う

ここが今回、一番考えさせられたところです。

競合より機能が多い。

競合にはない機能がある。

競合より使いやすい。

もちろん、それは大事です。

でも、それだけでダウンロードされるとは限りません。

ユーザーが、

「これ欲しい」

と思う理由がなければ、使ってもらえません。

さらに、

「これならお金を払ってもいい」

と思ってもらえるかどうかは、また別の話です。

競合分析をしているうちに、

「どう差別化するか」ばかり考えて、「誰が、なぜ欲しいのか」を考えることを忘れていました。

機能を増やすほど良いアプリになるわけではない

競合を調べると、

「この機能も入れた方がいいな」

というものが次々に出てきます。

すると、

競合Aの機能
+競合Bの機能
+競合Cの機能
+自分の差別化機能

という感じになっていきます。

最初はシンプルだったアイデアが、

いつの間にか巨大なアプリになっている。

個人開発では、これがかなり危険だと思いました。

機能は増えた。

競合との差も出た。

でも、

誰がこのアプリを欲しがるのかが分からなくなっている。

これでは本末転倒です。

これからは「売れる理由」から考えたい

競合分析をやめるつもりはありません。

むしろ、これからも必要だと思っています。

ただ、順番を変えたい。

まず、

「このアプリを欲しい人は誰なのか?」

「その人は今、何に困っているのか?」

「その問題を解決するためなら、お金を払うのか?」

「なぜ今あるアプリでは満足できないのか?」

を考える。

そのうえで競合を見る。

そして、

「競合にはない機能を入れよう」

ではなく、

「この人が欲しいと思う理由を、どう作るか」

を考える。

その結果として差別化が生まれる方が、自然なのかもしれません。

競合ゼロを探す必要もない

個人開発をしていると、

「競合が少ないアプリを作りたい」

と思ってしまいます。

でも、競合が多いということは、

それだけすでに需要がある可能性もあります。

大事なのは、

「競合がいるか、いないか」

だけではなく、

「その市場にいる人が、何を求めているのか」

を見ること。

競合がいるから諦めるのではなく、

競合を見ながら、

「じゃあ、自分なら何を変える?」

と考える。

ただし、その「変える部分」が、

開発者が面白いと思う機能ではなく、

ユーザーが欲しいと思うものであること。

ここを忘れないようにしたいです。

今回の反省

今回の競合分析で、

「差別化しなきゃ」

という気持ちが強くなりすぎていました。

でも、

差別化は目的ではない。

競合に勝つことも目的ではない。

最終的には、

「これ欲しい」と思ってもらえるアプリを作ること。

当たり前のことなのですが、

アプリを作ることに夢中になると、意外と忘れてしまいます。

次にアプリのアイデアを考えるときは、

「競合は?」

だけではなく、

「誰が、なぜ、これにお金を払うのか?」

を最初に考えてみようと思います。

個人開発、

作ることばかり考えていると、

いつの間にか「売る」という視点が抜け落ちる。

今回、それに気づけただけでも、

競合分析をした意味はあったのかもしれません。