昨日買った「運命の脚本の書きかえ方」ですが……。

めちゃ良書なのでオススメです! できるだけたくさんの人が読むべき本です。

 

私はなんとなく自己啓発系の本だと思って買ったんです。「自分の人生の脚本を書く」って、自己啓発本にけっこうありがちじゃありません?

でも、これはカウンセリングの本です。

 

この本によると、人間は「天命」「使命」「宿命」「運命」という四つの命が与えられているそうです。

「天命」はこの人生でなすべきこと、「宿命」は生まれてきた環境や才能などの設定、「運命」は宿命をもって生まれてから天命を全うするまでの道筋、「使命」はその道筋の中で与えられた役割……。

 

つまり、自分で変えられるのは「運命の脚本」しかないんです。

宿命とは重いもので、人間は死ぬまでそれを背負って生きていきます。この本の中で一番重要視されているのは「親子関係」です。

 

親から受けた何気ない一言が、子供を縛っていく。縛られた子供は親の意に沿うように、自分の運命の脚本を無自覚に書いてしまう(子供自身は親の一言に傷ついたとは思っていない)。

自分の子供時代のことを思い出し、自分自身を内観することによって、本当に歩むべき人生を取り戻そうというのが、この本の趣旨です。

 

で、私自身のことですが……。

仕事に対してあるメンタルブロックがかかっていることに薄々気づいていましたが、子供時代にその理由を見つけました。

「そうだったのか……!」という気持ちです。

 

親の何気ない一言が子供を傷つけ、人生を変えてしまう。考えたら恐ろしい話です。

 

私も親ですから、注意していても、それを避けることは難しい。私は若く未熟なときに親になったので、たぶんそれはもう……。だいたいこういうのって、傷つけたほうはあまり覚えてないんですよね(ひどいけど、「何気ない一言」なんて覚えてないですよね)。

 

なので、子供を傷つけないことが一番ですが、傷ついた本人がやはりそれを自覚して、自分の本当の人生を取り戻すしかないと思うんです。

 

この本を読んだ人はあまり多くはないのかなと思うんですが(違ってたらごめんなさい。書店の片隅にひっそりと置いてあったんです)、できるだけ多くの人に読んでほしい。

私は心からそう思います。