Mrs. GREEN APPLEの昨年のドームライブ。コンセプトは結成10周年を記念しての祝典だったよう。



もちろんチケットなんて手に入らず、今年のシネマビューイングで初視聴し、あまりに感動したので帰りの電車でDVDをポチりました。



一刻も早く感想を書きたい気持ちと、まずは自分だけで浸りたい気持ちと、言語化すると無粋な言葉になりそうで躊躇う気持ちとの三つ巴だったけど、やっぱり書きたくなったので今さら書きます。笑




もうJAM'S(ファン)はとっくのとうでしょうけど、一応ネタバレなので悪しからず、とだけ先に。




以下、支離滅裂に勝手に騒いでるので心の広い方だけお付き合いください。笑







いやぁ。いやぁ。



ものすごかった。映画館で上演中、何回泣いたかわからない。笑って泣いて、また笑って、泣いて…というすごく濃密で情緒の忙しい時間だった。



ギリシャの神殿みたいな、非日常の煌びやかなセットやメンバーの衣装にわくわく。



あんな化け物みたいに歌が上手いのに(褒めてる)、ふざけ倒して縦眉毛の変顔しまくる大森氏に抱腹絶倒。でも本当に(顔面も含めて)体の使い方がめちゃくちゃ上手いんだな〜と妙な納得をしたり。



映画館はみんな大人しく体も揺らさずに見ていたけど、一緒にコールとかしたかった。体がウズウズした。



テンション上がるアップテンポの曲からの泣けるバラードの落差に情緒が追いつかない。泣かせといてすぐMCで笑わせにかかるしさ、、。笑




心を貫かれっぱなしだったけど、ドームのセンターステージに3人が向かい合って座り奏でる『BFF』→『僕のこと』の流れは、圧巻としか。



『BFF』、最新アルバムの中でも一番好きな曲の一つ。



「やるせない そんな今日でも 僕には君が居る」


「人を愛せない そんな恐怖も 大丈夫 「貴方」なら まず愛してる僕が居る」


「起こした奇跡の数を忘れてね ムシャクシャできるのはそう 手を取ってくれる君が居るから」


「ありがとう今日も ただ一緒に 忘れることは無い ただ永遠に」



この曲、僕にとっては、大事な人を想い浮かべて聴く歌。けどきっとこれは大森元貴がメンバーの2人に向けて書いたんだろうと思っていて、その解釈が合ってたんだなと映像を見て確信した。



優しく慈しむような表情で2人の顔を何度も見ながら歌う大森もっくん、噛み締めて演奏するひろぱ、もっくんと呼吸を合わせるように笑顔で弾いてる女神みたいに綺麗な涼ちゃん。



みんなお互いのこと大好きかよ。胸が熱くなる…。自分が思い浮かべる大事な人への気持ちと、3人の眼差しが勝手に心の中でぐちゃぐちゃになり、両頬にポロポロ涙が流れてた。




そこからの『僕のこと』。思わず息を呑んで、ほぼアカペラみたいな1番に鳥肌が立ちっぱなしで、気づいたら頬が新しい涙で濡れていた。ここのくだりで顔がカピカピになった。笑



『僕のこと』も僕には本当に大切な曲。去年ミセスに出会って、ちょうどその頃にいろいろなピースが自分の中で全部はまって。はまってから聴いた『僕のこと』は、はまったピースの意味を全部「その通りだよ」って言ってくれてるような気がした。



「限りある永遠も 治りきらない傷も 全て僕のこと 今日という僕のこと」。僕だけが僕のことをわかってやれる。他でも無い自分が、自分をわかってやれればそれでいい。わかってやれれば、どんなに苦しくても「ああ なんて素敵な日だ」と毎日の人生を肯定できる。



僕の大切な矜持になった歌。それを、超贅沢なライブアレンジで。感無量としかいえない。




紅白でも歌った『ダンスホール』の、メンバー全員のソロもびっくりした。ダンスソロからの楽器ソロ、めっちゃかっこよかった!




アンコールも涙で前が見えなくなるレベルで泣いた。特に最後の『ケセラセラ』。YouTubeで何度も見てたから平気だと思ったのに、その前の『我逢人』と『庶幾の唄』からの流れがずるすぎる。



それぞれのソロに、「若井行ってこい」「涼ちゃん、行ってこい」と声をかけるもっくんの言い方が優しくて、3人の友情にまたウルウル。



涼ちゃんがフルート吹きながら走り回ってるのにも驚いた。体力すごいしよくあんな綺麗に吹けること。




そしてまた、泣かせるMCから、とどめの『ケセラセラ』。泣いてる観客、涙を堪えてる観客の映像にももらい泣く。レコ大の時のことも思い出して込み上げる。「私を愛せるのは私だけ。」にも涙が出る。もう自宅だったらしゃくりあげながら泣いてたと思う。





すんばらしかった。シネマビューイングすることを教えてた人から当日夜にLINEで感想聞かれ、放心状態で語彙力喪失して「ボロ泣き。神。」としか送れなかった。笑




そしてその直後に大森氏が突発性難聴にかかったというニュースが舞い込み、もう情緒大混乱。




あれだけの過密な売り出し方、さもありなんと思ったけれど、売れ出すと人権などどこ吹く風で売りまくってひたすら使い潰してしまう芸能界の風潮はいい加減どうにかならないものか。







ともあれ、本当に本当に素晴らしい作品だった。堪能した。これを生で見たら昇天してしまうんじゃなかろうかと思うくらい、ものすごいクオリティだった。




死ぬまでに絶対生で聴きたい。




ありがとうミセス。






※ここまで読んでくださった奇特な方がいらっしゃるとしたら、最後までお付き合いいただいてありがとうございました。笑