A男 「B子、婚活、どんな感じ?」
B子 「なんか、微妙なのよね。イケメンでも年収が低いとか、高学歴でもコミュ力が無いとか、年収が高いのに共働き希望とか、全部合う人がなかなかいないのよ!」


友達同士のA男とB子の会話です。


前後関係やその時の状況は分かりません。

もしかすると、B子は、結構前から婚活をしているのかもしれませんし、最近婚活を始めたばかりかもしれません。

あるいは、B子はキャリアウーマンでバリバリ働いていたのに、周りが結婚してドンドン辞めていくので、焦り始めたのかもしれませんし、周りもバリバリ働いているのですが、そんな自分の状況にふと疑問を持ったのかもしれません。

若しくは、B子は、母親が専業主婦だったので、自分も将来は専業主婦希望かもしれませんし、母親が専業主婦でも、自分は一生働く、と決めているのかもしれません。


さて、B子から、
「(婚活が)なんか、微妙なのよね。イケメンでも年収が低いとか、高学歴でもコミュ力が無いとか、年収が高いのに背は低いとか、全部合う人がなかなかいないのよ!」
と言われたA男は、どう返せば良いでしょうか?

①「ふーん、B子って、相手を選ぶ時に、人柄とか見ないの? 年収とか学歴とか身長とかコミュ力とかが最優先だと、相手のことが好きなんじゃなくて、稼いでくるお金が好きみたいに聞こえるんだけど…」

②「まあ、多分B子は、相手より自分が好きなんだね! だから、相手がどんな趣味で何に興味関心があるのか、とかは、どうでも良いんだろうね。となると、結婚してからも、相手より自分を優先するだろうし、子どもが生まれても、自分の方を優先しても許してくれる相手じゃないと無理かもね。」

③「なるほどね。『帯に短し襷に長し!』っていう感じなんだね。なかなか合う人を見つけるのって、難しいよね? B子、良く頑張ってるね! だって、誰と合うかなんて分かんないもんね? もしかしたら、電車で隣に座っている人が、自分に最高に合う人かもしれないし… 俺はどうすれば良いか分かんないなあ、ごめん。」

もちろん、正解は③です!


当たり前過ぎますが、一応簡単に解説を…。

①このようなことを言っても、
「そんなこと無いわよ! 最低限のことよ!」
と、言うだけで、実は、その最低限の積み重ねでハードルが高くなることまでは全く思いもよらないでしょうから、言うだけ無駄ですから不可です。

②このようなことを言うと、
「子どもが生まれたら子どもが最優先に決まっているでしょ?」
と言うだけでしょう。
何故ならば、あくまでも仮定の話で、実際に子どもを優先するかどうかは、神のみぞ知る、ですから、言うだけ不毛なので、不可です。

③このように、相手の困難さに共感して、努力を認めたり誉めたりし、あくまでも一般論に終止し、自分の無力さを謝罪すれば、被害は被らないでしょうから、これ一択でしょう。


最後に、B子のように、相手よりも自分が大好きで、自分を満足させてくれるような男じゃないと、非常に不満を感じる女性は少数派かもしれません。

ちなみに、今年の東大入試では、文一と文二で、共通テストの足切りが実施されませんでしたが、他の科で実施され、計904人が二次試験に進めませんでした。
東大の文一や文二ですから、足切りを実施していないのに、B子は、自分なりに様々な評価の観点を設定して、足切りを実施しようとしている訳ですよね?
せめて、
「足切りを実施しました」
っていうアナウンスがあればまだ分かりますが、ただLINEをブロックするだけでしょうしね?

もちろん、東大の足切りになった受験生は、早慶上智や理科大、私大医学部等に進学するでしょうから、問題ないでしょう。
しかし、B子に足切りにあった受験生(男)は、また、新たな大学(女)に出願(アプローチ)することから始めなければならない訳ですよね?
まあ、大学受験だと1年浪人しなければなりませんが、他の女性相手なら、1年待たなくても良い、っていうのは朗報でしょうが…

そういう相手に対しては、余計なことは言わずに、一般論を展開し、相手を誉め、努力を称えるだけにし、具体的な働きかけはしないように注意しましょう。


今日の一句 すべからく 常に女は 自分好き?
対処法 一般論で困難さ、大変さを述べて共感し、相手の努力を称え、自分の無力さを謝罪する