A男 「B子、この前、C子がD男と付き合うことにしたんだって!」
B子 「あー、そうそう。C子も何考えてんのか分かんないけど、D男は無いわよね! そこまで落とさなくても、って感じじゃない? D男程度の男なら、どこにでもいると思うんだけど…」

友達同士のA男とB子の会話です。


前後関係やその時の状況は分かりません。

もしかすると、C子は前からD男にアタックされていたのを断っていたのかもしれませんし、最近知り合ったばかりで付き合い始めたのかもしれません。

あるいは、元々D男はB子にアタックしていたのに振られたので、次にアタックしたC子でうまく行ったのかもしれませんし、ずっとC子一筋だったのかもしれません。

若しくは、B子もC子もモテるので、今まで断るのが大変だったのに、やっとC子はオッケーしたのかもしれませんし、モテるのはC子だけで、B子はそうでもないので、C子を羨ましく思っているのかもしれません。


さて、B子から、
「(C子が付き合うことになった)D男は無いわよね! そこまで落とさなくても、って感じじゃない? D男程度の男なら、どこにでもいると思うんだけど…」
と言われたA男は、どう返せば良いでしょうか?

①「あのさ、D男のこと、よく知ってて言ってるの? 何を根拠にそんなこと言ってんの? そんなこと言うと、C子が羨ましいから、D男をディスってるみたいに聞こえるんだけど。」

②「ふーん、もしかして、D男となんかあったの? B子から見たら大したこと無いD男でも、C子とうまく行ったら、『良かったね!』くらいで終わるのが普通だと思うんだけど…。」

③「なるほどね。まあ、B子はモテるから、いくらでもいる、って思うんだろうね。スゴいよね! 今まで何人くらい断ったの? ダメだよ、あんまり男を泣かし過ぎちゃ!」

もちろん、正解は③です!


当たり前過ぎますが、一応簡単に解説を…。

①このようなことを言っても、本当にD男のことをよく知っていようがいまいが、答えは、『羨ましいわけないでしょ? C子が気の毒だから言ってるだけよ!』ですから、言うだけ無駄なので、

②このような、人間としてのあり方を問うような根本的な質問は、B子は大嫌いです。なぜならば、そのような深い思考が出来ないからです。ただその場のノリで言っているだけですから、こんなことは言うだけ不毛なので、不可です。

③このように冗談半分でB子のプライドをくすぐるようなことを言えば、B子が悪い気がするわけがありません。
「そんなことないわよ!」
と嬉しそうに否定して終わりでしょうから、
これ一択でしょう。


最後に、自分の狭い考えだけで、物事を、特に男性を断定的に判断して、自分の好みに合わない男をディスり続ける女性は、少数派かもしれません。

その根本に何があるかは分かりませんし、本人も分かっていないかもしれません。

男に振られて辛い思いをしたというトラウマかもしれませんし、ライバルのC子に(また)先に彼氏が出来た、という劣等感かもしれません。

つまり、B子は、まさに、
「男は3高(高学歴・高身長・高収入)」
を良しとするような昭和の頃の画一的な価値観で生きているのでしょう。
そのため、終身雇用が崩壊しつつある、21世紀の、しかも令和の多様性の時代で生き残るのは難しいかもしれません。

それでも、昭和の頃の
「女は家庭で専業主婦」
とか、
「良妻賢母」
のような価値観で生きられるのであれば、まだ需要はあるかもしれませんが、それも難しいでしょう。

そういうB子のような相手には、冗談半分に相手を持ち上げて良い気分にさせて転がしてあげれば十分です。
間違っても、相手のためを思って、「正しい」アドバイスをしたりはしないように気を付けましょう。全く望まれていませんからね。


今日の一句 すべからく 常に女は 井の中の?
対処法 冗談半分で相手を持ち上げて良い気分にしてあげる