A男 「この前、C子が全然婚活が上手く行かない、って言ってたよ!」
B子 「まあ、C子は高めの条件を出しすぎなのよね。今どき、平均年収が500万くらいなのに、『年収は800万ないと!』とか言ってるし。アタシなんか、年収1000万以上の人にプロポーズされたこともあるんだから、アタシが年収800万希望するのと、C子が希望するのは全然違うのにさ!」

友達同士のA男とB子の会話です。


前後関係やその時の状況は分かりません。

もしかすると、B子とC子は、表面的には仲良くしているのに、内面では嫌い会っているのかもしれませんし、表面的にも内面でもライバルなのかもしれません。

あるいは、B子とC子は、もうかなり長い間婚活を続けてきてアラサーも過ぎ、アラフォーに近づいているのかもしれませんし、C子の方がずっと若いので、B子は面白くないのかもしれません。

若しくは、B子は、昔からずっとモテてきたのに、「もっと良い人がいるかも…」と思って、ずっと断り続けてきたのかもしれませんし、別にモテてはいないのに、自分の理想を下げられずに、今に至ったのかもしれません。


さて、B子から、
「アタシなんか、年収1000万以上の人にプロポーズされたこともあるんだから、アタシが年収800万希望するのと、C子が希望するのは全然違う!」
と言われたA男は、どう返せば良いでしょうか?

①「どんなに年収1000万の人からプロポーズされた経験があっても、結婚してないなら一緒じゃね? しかもそれは若い時の話だろうから、今は年収1000万の男からのプロポーズはねーだろ?」

②「まあ、C子の婚活が上手く行っちゃって万が一先に結婚でもされちゃったら、B子も立つ瀬がないもんね? だから、必死にディスってんだろうけど、どんなにC子をディスっても、B子の結婚には結び付かね~だろ?」

③「それはスゴいね! さすがB子だね! そういう経験があるんだったら、そう簡単には妥協できないよね? だって、その年収1000万の人以上の人を見つけたいもんね?」

もちろん、正解は③です!


当たり前過ぎますが、一応簡単に解説を…。

①もちろん、そのプロポーズは過去の栄光でしょうが、もしかしたら、B子の人生の中で最も華やかだった頃の思い出に浸りたいのかもしれません。ですから、このような現実に引き戻すような発言は絶対に不可です。

②B子は、「自分より先に結婚しそうな女性」を勝手にライバル視して、目の敵にしている節があります。なぜならば、ディスらないと不安で不安で仕方ないからでしょう。ですから、このようなことを言っても無駄なので、不可です。

③このように、B子が言いたいことを察して、代わりに言ってあげれば、B子も満足でしょうから、これ一択でしょう。


最後に、過去にハイスペ男からプロポーズされた経験を、いつまでもいつまでも語り続け、同じような価値観の同性を、「目くそ鼻くそ…」のようにディスる女性は、少数派かもしれません。

そういう女性は、自分が最も輝いていた頃の思い出が忘れられず、自分としては、今もその頃とほとんど変わっていない、という自己認識なわけです。

しかし、実際には、大幅に劣化しているため、その過去の栄光のようなことは、天文学的数値の確率で起こらない訳です。

となると、こちらとしても、当たり障りの無い発言に終始し、余計なことは言わずには、B子の気持ちを代弁してあげるくらいで十分でしょう。

下手なことを言うと、他罰傾向の強いB子は、何でもこちらのせいにしますから、十分に気を付けましょうね!


今日の一句 すべからく 常に女は こじらせて?
対処法 相手の気持ちを代弁してあげるだけ