絶賛靴下履かない人が不倫は文化とか言ってた頃が光速で彼方に(消えつつある昭和
気付くと私は仄暗い中で目を覚ました。
辺りは手足が伸ばせるほどには空間があるが、
反響がないところを察すると、駆け回れるほどの広さはなさそうだ‥
小さく何かの機械音や空調の音がする。しかしそれ以外はとても静かだ。
どれくらい眠ってしまったのだろう‥
「寝てないやん。自分で歩いて入ってきて、
自分で靴脱いでベッドに上がっとるやん」
え、そうでしたっけ?
いらん「引き」(※ 英語でクリフハンガーという)なぞで煽られて、
明日はどうなるんだろう!?なんてハラハラする読者なんかおらんし。
で、この機械である。
これがビーム砲。
「やられん、やられんぞぉぉ、このビグザムはぁあああ」
みたいなのを想像してましたが、
意外に小さいのでドズルびっくり。
「ミネバは連れていけ。レーザーで目を焼かれてはかなわぬ」
「お前子供おらんやん」
「すいません、何ですか? ミネ‥?」
「フジコちゃぁ~~ん」
「少し黙っててください。剃毛しますので」
※上記、オレはこのとき意識を失っていたので、友人による若干の脚色あり。
飛び出てる毛を剃ります。剃っていただいてます。
剃毛。
ぐへへ
「変な笑い方やめてください」
「麻酔が‥」
「だあっとれ」
真面目な話をしますと、塗布麻酔が効いてきた後は、
顔の筋肉が動かしにくいのか、どうも喋りにくいです。
施術するところ全体にローション剤を塗っていただいてますので、
ぬるぬるで写真だとピカピカしております。
レーザーで目を焼かないよう、
保護のためにガーゼで目張りしたゴーグルを装着。
アヤシイ。(笑)
写真で見るとアヤシさ満タン。
『砂の惑星』に出て来たハルコネン男爵の従者のようです。
ああ、あの男も皮膚科に通ってましたね。
あんなに太ってないけど。
あんな運命はイヤだけど。
そんなこんなで準備完了です。
いよいよ!レーザー炸裂!! 次回に続く。