疾走!subcontractor…

04月28日…


灰色「きっと連れていって…」
豹柄「誰だ誰だ誰だ…」
鼠色「枯葉散る夕暮れは…」
黒色「凍える空から海に降る雪は…」
青色「愛することに疲れたみたい…」
緑色「悩み事をかくすの案外下手だね…」
仮面「雨上がりの道をカサ差して歩いた…」
殺黄「ワインの好きなその娘はいつでも…」

灰色「今度の日曜日…」
豹柄「空の彼方に躍る影…」
鼠色「来る日の寒さをものがたり…」
黒色「波間にのまれて跡形もなくなる…」
青色「嫌いになったわけじゃない…」
緑色「ひじをついた姿勢で爪をかんでる…」
仮面「水鏡にうつそう幼い子供みたいに…」
殺黄「いくつもいくつもメロディーをつくって…」

灰色「少し早い茅ヶ崎眩しい海辺へ…」
豹柄「白い翼のガッチャマン…」
鼠色「雨に壊れたベンチには…」
黒色「ねえ愛しててもああ届かぬなら」
青色「部屋の灯はつけてゆくは…」
緑色「君ばかりを見てきたから…」
仮面「いつからか大人ぶっていた…」
殺黄「窓から遠くを見つめながら…」

灰色「足もとをくすぐる水色の海には…」
豹柄「命をかけて飛び出せば…」
鼠色「愛をささやく歌もない…」
黒色「ねえいっそこの私身を投げましょうか?…」
青色「カギはいつものゲタ箱の中…」
緑色「分かるつもりさ…」
仮面「毎日に慣れてしまって…」
殺黄「やさしく哀しいピアノをひいてた…」

灰色「15になったばかり私が揺れてる…」
豹柄「科学忍法火の鳥だ…」
鼠色「恋人よそばにいて…」
黒色「あなた追って出雲崎…」
青色「きっと貴方はいつものことと…」
緑色「ため息より言葉で話してごらん…」
仮面「ただ素直に感じあえること…」
殺黄「別れたひとの思い出をうたにして…」

灰色「女の子は夢見ているのよ…」
豹柄「飛べ飛べ飛べガッチャマン…」
鼠色「こごえる私のそばにいてよ…」
黒色「悲しみの日本海…」
青色「笑いとばすにちがいない…」
緑色「AH-もっともっと素直になれ…」
仮面「遠ざけ追いかけ迷い続けるのさ…」
殺黄「涙を流しては口ずさんでた…」

灰色「そっと頬にふれてほしい…」
豹柄「行け行け行けガッチャマン…」
鼠色「そしてひとことこの別れ話が…」
黒色「愛を失い岸壁の上…」
青色「だけど今度は本気みたい…」
緑色「心の中身を空にして…」
仮面「恋人と呼び合える時間の中で…」
殺黄「はじめて二人で歩いた日に…」

灰色「潮風をかばうふりで口づけしてもいいのよ…」
豹柄「地球は一つ地球は一つ…」
鼠色「冗談だよと笑ってほしい…」
黒色「落ちる涙は積ることのない…」
青色「貴方の顔もちらつかないわ…」
緑色「涙も溶かして素直になれ…」
仮面「特別な言葉をいくつ話そう…」
殺黄「あの娘はささやいた眼をとじたまま…」

疾走!subcontractor…

04月07日…


やっとこの日を迎えた。
娘の入学式。

久しぶりにスーツなんか着て『いいお母さん』に見られるように…
パパは多分はじめて着るスーツで入学式では浮いているはず。
娘や私より自分の髪型ばかり気にしているパパ…

本当は娘の父親じゃないかもしれない。
その頃は数人と付き合っていて…
この娘が出来たとき誰の子か分からなかった。
彼を選んだのは付き合っている人すべてに出来たことを伝えたとき唯一喜んでくれたのとsexの相性が一番良かったから…

幸い娘は私にだけ似て今まで疑われることは無かった。
でも最近、娘が彼の娘でないような気がしている…
具体的に何かは分からないけど、本能的に…

たまに、近所の公園でママにもパパにも似ていないお子さんを見るけどそれもきっと…

どうであれ…娘は私が産んだのだから私の子であることは間違いない。それでいい…




疾走!subcontractor…-sakura


04月07日(火)…



この運送店に入って一年…

今の仕事は、この四月からだ。

それまでは役所関係の仕事。カレンダー通り、残業が一切なく、しかも午前中は9時から11時過ぎまで午後は13時から15時過ぎまで。あとは詰め所で待機。

退屈をどう埋めるかさえ出来れば楽すぎる仕事だ…


この仕事に変わったのは役所の仕事が削られ、この運送店から2台出ていたのが1台に減らされたからだ。

辞めるかどうか、年末には決まっていたことをここの社長は黙っていてひと月ちょっと前に聞いてきた。役所の仕事満期前に辞められても困るからだろう。雇い主ならそう考えて当たり前だ。ただ、急に言われても困ると訴えると、朝早いが一つ仕事がある。それが嫌なら自分で探してくれと。朝は何時なのかと聞くと3時…朝じゃない。

結局、辞めて欲しいわけだ。ならば辞めるわけにはいかない。


1年ほど前からこの仕事をしているこの社長の末っ子に3月に10回ほど同乗した。

この仕事とは、とある酒メーカーの倉庫から各問屋へ酒を運ぶ…そしてこの社長の運送会社は家族経営なのだ。末っ子は父であるこの社長の会社に入る前は酒問屋に勤めていたらしい。その関係でこの仕事をしているようだが…

数回同乗して思ったのは…システムを覚えてしまえば…酒を覚えてしまえば…道を覚えてしまえば…問屋の降ろし場所を覚えてしまえば…だった。


そしてひとり立ちした4月…


一週間経つが、さくらの様にこれからの仕事に花は咲くのか?