#音は耳で聞く、脳で聴く!?#
あまりにも多い仕事の量や膨大な試験範囲を前にして、呆然としたことはないだろうか。とうてい羽化脳に思える書類の山も、分厚い資料も、時間さえあれば片付く。問題はできるかできないかではなく、成し遂げるまでの時間である。完璧な出来のレポートや、斬新アイデアに満ちた企画書も〆切りを過ぎたら受け付けてもらえない。時間をかけ過ぎたら合否以前に受験すら不可能な場合もある。スローライフの美点もあるが、時間との闘いというと現実は歴然として存在する。天武の才能の有無や育った環境を嫉む暇があったら、脳の情報処理スピードをレベルアップすることに時間を割いた方が、ずっと建設的かつ発展的だろう。レベルを決定づける秘訣の鍵は、「聴覚」にあり。頭脳のレベルアップを図りたければ、もっと聴力を鍛えることに注目すべきなのだ。私達は、幼いころから言葉を聞き取り、その意味を理解し、必要な情報を記憶するということをごく自然に行っている。そして誰かと会話で、本が読め、文字が書けることを当然のことだと思っている。しかし、「聞く」「話す」「読む」「書く」という行為は、脳の緻密なシステムがなければ成り立たない。そのシステムをコントロールする代表といえるのが聴覚である。言うまでもなく“聴覚”とは、音の聴こえの感覚のことです。耳は音の入り口であり、音情報は脳によって再構築される。ヒトは、空気や水などの振動によって聴覚に引き起こされた感覚の内容、またはその原因となる空気などの振動・音波を「音」として知覚する。音の性質は強弱・高低・音色の三要素で表すことができる。では、耳が拾った音はどのような道筋で脳に届くのだろう。私達は日常生活の中で「聞く」ことを意識的にはほとんど行っていない。例えば、雑音の中で自分を呼ぶ声が聞こえ、パッと振返ったその時、あなたはきっと「聞いたこと」を意識する以前に、身体を反射的に声のする方へと向けてしまうのではないだろうか。騒々しい環境の中でも、自分の関心のある情報には自然に注意が向く(参考※カクテルパーティー効果、RAS)。騒音の中から知り合いの声だけを聞き分けたその瞬間、私達の耳は、無数の集合音の中から一瞬にして一群の周波数、強弱、音色の音波だけを抽出し意味付けまで行う高度な能力を発揮したのである。
<参考文献>人間科学がわかる。
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