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現在、日本にはおよそ1000種以上の柿があるそうです
しかしそのうち、700種あまりが「渋柿」です
ご存知の通り、渋柿は「干す」ことによって渋味が抜けます。
これは渋味の成分であるタンニンが、干すことによって姿を変え、実の中にある「黒いゴマ」になって渋味を感じなくなるためです
「甘柿」も最初は渋味がありますが、熟す過程で自然とタンニンが変化するため、干さなくても美味しく食べられるのです
渋柿を干して食用にする知恵は素晴らしいですが、いにしえの人々の知恵はそれにとどまりません
熟していない柿を絞った「柿渋」は、塗布することで防水や防腐、補強につながります
そのため漁師が網に塗ったり、和紙に塗って強くしたり、傘に塗って雨を弾いたりすることに利用されていたのです
また、昔から「柿が赤くなれば医者が青くなる」といわれていますよね
なんといってもビタミンCとビタミンAが豊富に含まれているので、風邪予防、疲労回復、老化予防、美肌効果が期待できます。その他、血圧を下げるタンニンや、便通を促して腸を整える食物繊維なども豊富です
また、干し柿のまわりについている白い粉は果糖とブドウ糖の結晶で、これを集めた「柿霜(しそう)」は咳・たんに良いとされています
さらに柿は実だけではないのです
柿蒂(柿のヘタ)を含む漢方薬「柿蒂湯(していとう)」は、胃を温め、「しゃっくり」を止める効果があるとして有名です
そして柿の葉も、最近ではお茶として飲まれる人も増えています
柿の葉もビタミンCが豊富でレモンのおよそ20倍で、しかも熱に強いため、破壊されずに吸収できるメリットがあるのです
また、葉に含まれるフラボノイドの一種により、鼻炎対策としても効果が期待できるのです
いかがだったでしょうか
柿すごいですね
以上、すばるの私(わたくし)でした