外向直感・ENP

「俺は幼少期に父親から、『人は苦労するけど、その分だけ天国に行けるんだよ』と教わった。

 

 親父は芥川龍之介『蜘蛛の糸』を貸してくれたり、『悪口や自慢話は駄目だよ』という倫理を教えてくれたりした。

 

 それで、他人を助けたヤツは天国行きで、他人を見捨てたヤツは地獄行きだと悟った。

 

 俺は家族を救うために、大阪大学に現役合格した」

 

内向直感・INJ

「物事の背後に潜む法則を研究するのが好きだから、数学や物理学は得意だった」

 

外向直感・ENP

「大学に入ってからは、親の期待から解放されたためか、学校の勉強に興味が無くなっていた(一応単位は取っていたけど授業内容はあまり覚えていない)。

 

 それよりも、趣味で買った永井均『マンガは哲学する』『<子ども>のための哲学』にハマって、好きなゲームの評論をインターネットのgosaでやった」

 

内向直感・INJ

「他人から与えられた意見を鵜呑みにするのではなく、自分なりに考え直すという癖は、この頃から身に付いた」

 

外向直感・ENP

「大学・大学院の論文は、先人の論文に反論することで、何とか書けた。

 

 その後は大学院の推薦で就職したけど、会社の仕事に興味が持てず、インターネットで『魚座B型タイプが性格分析するブログ』subaru-0302をやっていた」

 

内向直感・INJ

「昔から人の個性の違いには興味があったため、この研究は楽しくやれた」

 

外向直感・ENP

「そんな中、ブログの読者さんにレイプ被害者の子がいて、レイプ被害者救済ショーである娼婦ショー、処刑ショーを決行した。その反動で、翌日から、会社の仕事に全く興味が持てなくなり、インターネットのTwitterに夢中になった」

 

内向直感・INJ

「インターネットで話す中で、俺は五感型が本質で、直感はあまり無いという指摘を受けた。これは薄々、永井均の哲学についていけていない自分に気づく中で、認めるべきことだった」

 

外向直感・ENP

「それで、インターネットに居場所が無くなって引退して、会社でも精神障碍者・統合失調症患者向けの仕事が無くなって、引退して、引っ越しした。今では、自分の人生を再スタートさせるために、就労移行支援施設に通っている」

 

内向直感・INJ

「Twittterでの気づきは、結局自分が何故生きているのかというと、両親が悲しむからだ、ということだった。両親が再就職を望むなら、その期待に応えたいと思った」