この店でM男に会ったのが不幸中の幸いだった、天のご加護に感謝だ!

結局この都会で頼れる人間は一人もいないということだ、調布の病院に姉が勤務しているがお世話になるわけにはいかない、相談すればきっと地元に帰れ!と答えは分かっている。思い切ってM男に「どうしたら良いかしら?」と

聞いたが暫く黙っていた。次の日M男が「住む所が決まるまで僕のアパートにいてもいいよ、僕は弟のアパートに行くから」と言ってくれたのだ。

あのマンションを出るという事になればこのお店も辞めなければならない・・・

収入が0になる、何だか今まで親切にしてくれた社長に申し訳ないようにも思うが、親切の下心が愛人では代償が大きいと思う。私はどうも「愛人」という立場の2番手が性に合わない、やはり男性からは1番の席を用意してもらいたい。

ふと思い出した地元の自称婚約者から最初に言われた言葉だ、「お前はあくまでも俺の本妻になる女性だからな、それだけを分かっていれば良い」この意味は、自分が外でどんなに遊んでいても本妻はお前だから!という意味なのか?

つまり2号、3号沢山の女性が外にいても本妻の座は絶対に守るから!という意味を匂わせて私を納得させているつもりだったのか?確かにホステスを車に乗せて平気な顔で「金を貸して」と言う男だから将来も女遊びが盛んだろう・・・私は絶対に嫌だ!!!