84,養子縁組の責任と覚悟とは?

 

生家の一家離散やその自殺者の娘をもらったことも近所の人達は知っているのだ、一体陰で何を言われていたのか?だからこの夫婦は近所付き合いをしないのだ。それにしてもこのような複雑な問題を抱えた家の子供をもらうとは、

それほど何でも良いから子供が欲しかったのか?子供を産むのが嫌で数えられないほど堕胎してきたくせに、この夫婦はまるで犬や猫をその辺から拾ってくるような単純な考えで人間の子供を簡単に育てられると思っていたのか!!

恐らく犬、猫同様ご飯さえ与えていればなついて言う事を聞くという安易な思考だろう。ところが私は何年経っても最初から心を開かなく頑固だ、だから可愛くない!と未だに言い続けている、諦めて早い内に返品すれば良かったのに。

私が経験者だからハッキリと言えるが、養子縁組はお互いの幸、不幸も含めて

人生を大きく左右する、大袈裟な話ではないが自分の生涯をかけてその子の「命」を守っていくという相当な「覚悟」を持って決めるべく問題だと思う。

他人の産んだ子を育てる難しさを語る言葉はこの世に存在しないと思う。

あらゆる形の深い愛情を注いだと自分は思っても相手は人間だ、どう?受け取るのか?は相手の人間性の資質だと感じる。「勝手に貰ったのだから深い愛情は当たり前」か「産みの親以上の愛情に感謝してその恩返しをしたい」かの2つしか無い。現代人の夫婦の在り方は至って自由奔放に進行していると思われるが、

子供に関しての考え方もそれぞれだ。結婚したら子供を作る、子供がいるのが当たり前!では無いと思うが、時代の変化に伴うリスクとしては複雑な問題だ。

未来への警鐘として、このまま少子化が進んでいく結末は果たして、子供の存在が国宝級の価値に値上がりしているのでは?と、私の単なる呟きだが。