プロローグ

執着(囚われる心)と興味(楽しい心)は似た者同士ですが全く意味が違います。私の興味は夫、料理、霊界の三つだけです、唯一の執着は癌に支配されている夫への「生かして上げたい執念」だけです。肉眼で見て分かるものには全く興味が湧きません。いきなり奇妙なことを言っていますが、延々と繰り返し続けて来た私の魂の冒険も今世で終了だなと最近感じています。「2度とこの世という地獄に降りてきたくない!」との思いは夫婦で同じ考えです。世間でも普通に聞かれる言葉ですが何故この世は地獄なのでしょうか?それは私達生きている人間は「此岸=この世」である3次元の空間で生活しているからです。4次元以上11次元まで有ると想定されている階層世界の空間では「時間が停滞」している「彼岸=霊界」があります、その4次元の最下層が「地獄界」です。更に地獄界の最下層の一番下に「この世」という3次元が「最たる地獄」という仕組みです。

上の次元に行くほど「天国界」頂点が「神界」という話です。この世では多種多様な人種、善人も悪人も同時進行で「この世だけに流れている時間」と共生、共有しながら生きています。簡単に言えば間仕切りの無い一つの箱の中に、異なる人種や善人も極悪人も雑多に詰め込まれていて何が起きても不思議では無い!無法地帯です。その上一番不幸なことは不平等で不公平な現実、霊界では全く価値も必要性も無い!お金・・悪魔にも神にも成り得る「お金」がこの世を、人類を、支配しているのです。しかしこの世では、お金が命の次に「必要」です、理由は肉体を維持しなければならないからです。しかし多くの人間は肉体の主役である中身の「存在」を無視した生き方をしているように思います。動物は自然体に則り本能のみでの生き方を、人間は理性と知性、加えて経験値からの学びで生き方の方向性を自分で選んで決めていきます。さて、前文のような内容を読んでこの作者は一体何が言いたいのか?と思われるでしょう。これからその疑問にゆっくりと「時間」を費やし、私事の人生の追想を交えながら、自分が生まれて来た「意味」や「生き様」を順追って記していきます。私の体験談を読まれた方々がこれから生きて行くための疑問や悩みの答えのヒントに繋がれば幸いと思います。このブログの完は3次元での生活が終了するまで続けたいと今は考えております。