腰痛が気になる女性の施術をしていた時のお話です。
「いつも痛いわけじゃないんです。
何がダメなんでしょう?」
そんなお話になったので、
「じゃあ、痛くない日はどんな日ですか?」
と聞くと、少し驚かれていました。
私たちは不調があると、どうしても
「何が悪いんだろう?」
「何をやめたらいいんだろう?」
と考えがちです。
もちろん、不調の原因を探すことは大切です。
でも、痛くない日にも理由があると思います。
よく眠れた日だったのかもしれない。
気持ちに余裕があった日だったのかもしれない。
あれこれとよく動いた日だったのかもしれない。
「調子がいい日」を思い返してみると、
カラダが喜ぶヒントが見えてくるんじゃないかと思います。
反対に、悪いところばかり見ていると、
日常の中で「ダメなこと探し」にエネルギーを使ってしまいます。
「あれをしたからかな。」
「これを食べたからかな。」
「これはやってはいけない。」
というように、自分で自分に制限を増やしてしまい、そのルールを守れなかった時には、自己嫌悪に陥ったり、少しストレスを感じてしまったり…。
でも、「調子がいい日はどんな日だったのか?」という視点を持つと、少し気持ちが軽くなると思います。
「やってはいけないこと」を増やすより、
「カラダが喜ぶこと」を少しずつ増やしていく。
その方が、無理なく続けられることも多いように感じます。
症状は、悪いことを探すためのものではなく、自分を知るためのもの。
不調の日だけでなく、心地よく過ごせた日にも目を向けてみる。
そんな見方が、カラダとの付き合い方を少し楽にしてくれるのではないかなと思っています。