築地市場移転問題と羽田空港と利権問題 | すばらしい日々

築地市場移転問題と羽田空港と利権問題

 何故か2chにおいて今年4月のプレジデント記事 をソースにして、先日人材派遣パソナの会長に就任したことが明らかとなった竹中平蔵氏の経済再建論が議論されている。その中身は「羽田空港を2倍に拡張し24時間国際空港に」「法人税引き下げ」「東京大学の民営化」の3つである。


 そのうち法人税引き下げに関してはアメリカにしか税金を払っていない竹中先生は日本をタックスヘブン化したいだけじゃないの?の一言で、東京大学民営化に関しては慶応大学の経営に首を突っ込んで失敗したどの口がぬかすの?の一言ですんでしまうものだが、羽田空港拡張論についてはちょっと背景が違うようである。

 

 羽田空港拡張に関しては先日の都議選でも論点となったある問題が絡んでくる。そう、築地市場移転問題である。羽田空港に近いその立地から拡張の際の再開発に関しては莫大な利益が動くものと予想され、石原都知事らがこの問題に対して注力する理由の一つとしてこの利権の存在が影響していることは想像に難くない。


 都議選で民主を中心とする反対派が都議会の多数を握ったにもかかわらず自公勢力により都議会が麻痺状態にあるのもこの問題の影響であることは自明の理であろう。



 とはいえどもすでにアジアのハブ空港としては韓国仁川国際空港に水をあけられつつある航空政策の打開案として、羽田拡張は避けては通ることの出来ない課題であろう。いっそ羽田空港拡張計画の一環として築地市場移転問題を論議していく事も必要ではないだろうか。

 利権問題云々は、JALに公的資金が投入される程度に逼迫した状態となっている航空政策の前には大事の前の小事ではないだろうか?



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