もう何回読んだだろう?吉村昭の「漂流」。舞台は江戸時代、土佐の海運人夫達が嵐の日に難破し鳥島に漂着する話しだが 仲間が次々と死に見舞われ、一人孤独に10年以上島で生きて故郷の地を踏んだと言う事実をもとにした正にサバイバル小説だ。主人公の末裔は もう生存してようだ。唯一、主人公の墓だけが高知県にあると言う。訪れる機会が有れば是非墓参したい。 吉村昭の他の作品では 「零式戦闘機」「ひ羆」「破獄」「星への旅」「関東大震災」「戦艦武蔵」「陸奥沈没」「仮釈放」「三陸津波の話し?」「漁影の群れ」「敵討ち」など 読破した。サバイバル物や戦記ものとかなりハマった。彼の小説の世界は 孤独感は有るもののしかし微かな希望を頼りに生きて行く力強さを感じる。残念ながら79歳で 自ら生命維持装置を止めて星になった。キャンプで暇な時 酒ばっかり読まずにまた 吉村昭を読みたい。