7年くらい前に、潜り仲間と屋久島へ遠征した。車で大阪から、高速を使って一路、鹿児島県へ。長い長い長い運転の末、鹿児島へ到着し、後は、フェリー(トッピー)で車ごと屋久島、と当初は、考えていたが、なんと貨物の船の方が、安いし一台の車輌に対し、同乗者一名まで、乗れるとの事で、それに乗った。旅慣れてるバイクの少年とか、地元の人たちもどうやら貨物の安さを知ってて、意外と予約が、満杯だったが、ぎりぎりまで待って予約者が、来なかった為に乗船できた。煙の匂いと年季の入った丸窓が、素敵だ!揺れも最高いい。           さて現地到着だが、本当は、竹島に行きたかったので、港に観光客が、多いのには 少しげんなりした。潜り屋や、ブルースナイパーよりも登山の格好をした人たちが大半を占めていた。先ずは、島の下見だ。運転する友人(先輩)の助手席で地図をみながらナビゲーション。屋久島を反時計回りで、回る。ポイントもさることながら、宿も探さなくてはならない。ポンントイコール、宿である。野営だからだ。島には数箇所あるキャンプ場の内、2箇所目にめぼしをつけた、国民青年キャンプ場だったかな?屋久島は、自然保護の為にむやみに、勝手なところでキャンプをしてはいけない。隠岐とは、えらい違いだ。大切なことかもしれない。                      で、一日目のポイントへ再度戻って、今日の獲物を捕まえなければならない。ポイントとしては、初の島なので、小手調べで、大川の滝の近くのビーチから、エントリーした。滝の水が、流れ込む浜なので、覚悟はしていたが、サーモフランで特に水面より-2mくらいまでは、水中の地形が、読みにくい。ビーチから、沖合い200mくらいの岩の底を潜ってみた。岩の付け根の穴の中に何やらうごめく気配。イシガキダイだ!大きさはそんなに大きくないだろう。クチジロ狙いで有ったため、そんな驚きは無い。エニウエアで、発射!そして穴から引きずり出した。出てきた出てきた・・・。え?何?この魚!?なんと出てきた魚は、ハタの仲間であった。48cm位のまだら模様のハタだったのだ。そういえば、水中でも、イシガキにしては、どうも少し様子が違っていた。後で図鑑で見たら、ヒトミハタと書かれていた。取り込んだ時は、毒性の有る魚かと思ったくらいだ。シガテラ毒は、イラブチャにも有る。さすが南方の海である。その日の漁は、早めに終わってキャンプ場の炊事場へいった。友人は、イシガキのやはり 45cmクラスを突いていた。                                  炊事場で、キャンプ場のほかの旅行客が、野菜や米を洗いながら、我々の獲物に驚いていた。こんなシチュエーションで、ほとんどの場合、「釣ったんですか?」って聞かれる。めんどくさいので、「ええ、まあ…」っと答える。説明がめんどくさいので無難に終わらしたいからだ。しかし、次の瞬間「凄いですね。餌は、何ですか?」とか「よく引いたでしょう?」とか聞いてくる。定番だ。しまった!っと、内心後悔する。今後は、少しまともな切り返し話法も考えておくほうが、言いなと思った。




つづきは、次回号で