3年程前の秋、いつもの磯に着いてからの話。 前日の予報通り、うねりがきついと判断されたため、漁は棄権し、クーラーボックスのラガーを胃に流し込んで荒れ気味の磯を眺めていた。と、そこへ停車中の空き地に地元の消防団がやってきた。地元の潜り仲間も偶然来た。続いてヘリコプターが 上空を旋回。なんとなく事故を察知した。未明に釣り船が磯のさらしで転覆し、乗組員二人が ホリ出されたそうだ。一時間後くらいに海上保安の巡視艇到着。第八管区だから舞鶴からだ。懸命な捜索の末、一人は ジャケット装着していたが 心臓発作、現場から1キロ西のワンドで、もう一人はノンジャケで現場近くの水深-5mから擁収された。
秋の海は 魚映も濃い。釣り人も久しぶりの週末は コンディションが 悪くても無理して海に出てしまう。わずか 港を出て数分後位の悲劇である。条件としては 海洋コンディションの判断ミス、海上地形の確認ミス、船主のライフジャケットの未装着 、ミスだらけだ。ただでさえ携帯電話も意味を成さない場所で時間も悪かった。人生の順風追い風の時に家族は、悔やんでも悔やみ切れないだろう。たとえレジャーでも万が一の約束事が大切だったのではないだろうか?。

20年近く病院に行った記憶が無いが 過信してはイケないだろう。

今は ドナー登録している。海で死んだ身体は 使え無いような気がするが…。