この当時、携帯電話があったら。

きっと、今とは違うことになっていただろうな。

 

では、掃除機の続きです。

 

電話走る人電話走る人電話

 

掃除機を待ちながら、電話していたと思う。

マックとAちゃん、この二人は固定電話あったので

ほんとによく話してた。

危ないと思ったらすぐ電話しなよ。

なんなら電話かけてあげるから。と。

心強い照れ

それにしても遅い。やはり仕事終わりになるのか?

 

ピンポーン。午後9時すぎ。

「すいません、遅くなってあせる

息を切らせながら、満面の笑みでやってきた。

玄関先で掃除機を箱から出し

「段ボールいらないでしょ。持って帰りますね。」

てきぱきと片付けて、立ち上がると。

欲しいものあったらいつでも相談してください。

と名刺を差し出し。

一呼吸おいてから

「まだ市内まわってないでしょ。時間、もう遅いから

そんなに遠くまで行けないけど。夜景でも見に行かない?」

 

思わず、笑ったと思う。

 

でも、この人の話し方、雰囲気から危険な空気は

まったく感じられず。

友達にドライブ誘われたような感じで。

ここの夜景ってのは、そんなに素晴らしいのか?

行ってやろうじゃないの。この目で確認してやる!

 

小柄で丸っこくて、物腰の柔らかい店員さんに

親近感がわいたのも事実で

怖さより好奇心が勝ってしまった。

 

 

次回は

夏の夜、チャレンジマッチ第2弾。