沖縄で保護活動をされている知人のクラファンにご協力いただきました皆様、ありがとうございました!
私もだし、その知人もだし、他の保護活動の人たちもだし、寄付してくださった人たちも……お金が湯水のようにある人なんかめったにいません。湯水のようにある人はこうしたことにお金を出しませんし(出さないから湯水のようにあるんだと思うけど)。
それでも、1匹の困っている猫とその猫を介護している人のために、たくさんの皆様が応援してくださいました。
クラファンはとても大変だと聞きます。準備もだし、終わった後の返礼も大変だし、達成するかどうか毎日気をもんで神経がすり減りますし……やったことがあるほかの保護猫カフェのオーナーさんは、もう二度とやらないって言っていました。
クラファンは宣伝にもなるとか言いますけど、結局今回だって、周りの人たちが応援してくれて達成できただけで、見ず知らずの人に届いたケースはほとんどないんじゃないですかね。だったらマージンをたくさん持っていかれるクラファンよりも、募金をお願いした方がいいのでは、とか思ってしまうのです。
もしすあまがクラファンやるとしたら……今のお店を出ていって他で店を開く、あるいは閉店するときかな……内装とかものすごくお金がかかるから……。でも、それも毎日最近、真剣に考えています。周りの識者の助言もあり。
毎日毎日、思い悩んでいます。
でも、自分のエゴでいうならば……先日のように里子に行った子たちが、里親さんの帰省などで一時的にすあまに戻ってきたり、ペットシッターしに行って里子にあったりすると、すごくうれしい気持ちになります。
みんなそれぞれのおうちで幸せにくらしていることがわかるし、ほんとに愛されていることがわかるし……。そういうときは、人も猫も幸せそうで本当に良かったって思えるのです。
そして、そんな幸せにゃんこのご報告を、最近忙しすぎてなかなかできていませんでした。気づいたら、もう7組もご報告できていないままに溜まっていました。
ということで、まずはこちらの1組のご紹介から。
太(たい)♂とHoku(ホク)♂、正式譲渡になりました!
お母さんの乙女は野良出身だけど、この子達はお外を知りません。乙女を保護した時にもうおなかがパンパンで、いつ生まれてもおかしくない状況でした。
そして保護して、病院に連れていったその日の午後、乙女はこの子達を病院で出産したのでした。4月15日14時生まれと、誕生日がはっきりわかっている子たちです。
乙女自身も昨年夏に生まれた若いお母さんでしたが、初産で5匹も産み、立派に育てました。
(乙女のお母さんの豆余里も昨年春にはまだ子供だったそうです)
5兄妹のうち、太とHokuは男の子。どちらかというと女の子たちの勢いがすごい兄妹で、男の子の太とHokuは腕白ながらも、女の子たちのはちゃめちゃを見てしまうと、おとなしいのかしら、と思えました。
太だけ茶トラで、他はみんな黒。太だけ生まれたときからなんだか大柄で、お父さんが違うのかも、って思っています。
里親さんは熱心に何度かお店に足を運んでくださったご家族でした。私が書いた猫の本も真剣に読んでくださった。
ママが太に一目ぼれ、パパはHokuと触れ合って好きになってくださったのでした。
ふたりには、かわいいお姉ちゃんと楽しいおにいちゃんができました。階段もある素敵なおうちで、毎日駆け回って遊んでいます。どんないたずらをするのやらと心配していましたが、意外にも(失礼)おりこうさんたちで、重度の破壊活動もキッチン荒らしもなく過ごせているようです。仲良し兄弟一緒でよかった!
太の新しい名前はエマ(♂だけど)
Hokuの新しい名前は政宗(独眼竜じゃないけど)
ふたりのインスタグラムのアカウントは、
https://www.instagram.com/ema.masamune?igsh=MXV2dXJjeWVxa3l3Yg==
幸せにね、エマ、政宗!
