連日の徹夜(本業)がようやく終わり、今日こそ寝るぞ!って思った昨夜。ベッドに入ってちょっと経ってから、2時半くらい(だから昨夜っていうより当日)に預かりのおばあちゃんから電話が。このおばあちゃんはワイルドばあちゃん?で、けっこう夜更かししている人。以前、猫を飼っていたけれど、亡くなって以来、寂しいということでこれまでにも何度か猫を預かってもらってきた。
今預けているのは、もしかしたら飼い主さんがいるかもしれない滝子。(保護現場に写真入りで連絡くださいとすあまの番号も書いたチラシはってあるし警察などにも連絡しているけど、何の問い合わせもない)
飢餓状態だった滝子は1.9キロだったけど、おばあちゃんちではよく食べて、2週間でなんとか2.12キロにまでなった。目標3キロ。
そんな滝子が、もしかしたら誤飲をしてしまったかもしれない、という。
おばあちゃんが人間の病院でもらうお薬のシートを食べたのだと。お薬を飲み終わり、捨てたシートの破片をあさって食べたんだ、と。
でも、元気に走り回っている、ともいう。
誤飲した場合、うずくまったり、吐いたり、ご飯が食べれなくなるから、元気なら様子を見ようか、と話して一旦電話を切った。
そしたら1時間後にまた電話が来て、なんかけっけっしてる、というので、じゃあ病院に行こうってことで、夜間緊急外来へ。
その時点でも、元気は元気で。触診ではわからず。口の中とかのどの奥もわからず。
おばあちゃんにもう一度、状況を話してというと、今度は、飲んだ薬シートは、吐いた、という。
え、吐いたの?じゃあもうおなかに入ってないってこと?と聞くと。
いや、わからない。ヤクルトのアルミみたいなふたも飲んだかもしれない、と。
でも、吐いたかもしれない、と。
薬のシートはぱきっと折った時にできる角が痛いはずだよね。一般的な薬のシートは、薬2錠が横並びになっていて、それが点線で区切られて4段とか5段ある。2錠1組のシートをぱきっと割ると、角ができてツンツンする。
おばあちゃん曰く、その2錠1組の3センチくらいの幅のシートを飲んだんだって。あとヤクルトのふた。
元気すぎて、スタッフが少ない夜間緊急外来ではレントゲンは厳しいし吐いたのなら、とりあえずこの時はいったん帰ろうかってなった。
おばあちゃんちに行って、捨てたというゴミを全部見せてもらった。うんこも。
そして、おばあちゃんちのキャットタワーの片隅にも、げろが落ちていたので、それの中身も確認した。
出てきたのは、2錠1組の薬シートの欠片(長方形のだけど、部分的になくなってる)、チュールの筒の断片、よくわからない不織布の袋状になったもの(お茶のパックとか?でも、そういう汚れではない)。
ヤクルトのふたはなかった。
一番厄介そうなのは、むしろこの袋状の不織布かも、と思った。

いずれにしても、薬の中身があったのかなかったのかも、おばあちゃんはうろ覚え。たぶん、飲み終わって捨てたものだとは私も感じていて(状況から)、薬そのものを飲んでしまったわけではなさそう。念のため、なんの薬を飲んでいるかも袋を見せてもらって確認した。骨の手術をしたばかりで、カルシウムとかだった。でも、2キロしかない滝子がもし1錠でも飲んだら、大変なことになるかもしれない。でも、飲んでないかなぁこれは……。わからないけど。
チュールは、筒の色的に、私はまぐろのだと思った。でも、おばあちゃんは、チキンのしかあげてないという。チキンはオレンジ色ベースで、マグロは赤紫っぽい色。これはどう見てもまぐろでしょう、って言って、おばあちゃんが見せるチキンのチュールと比較。もしかしたら以前の子用にあったのがまだ残っていたのかも、とおばあちゃん。
じゃあ、じゃあだよ、まぐろのチュールの筒の一部しかないんだけど、残りの大半部分はどうしたのか、って話で。ゴミ箱にもないし。
とにかく、おばあちゃん申告の薬のシートの破片と一緒に、チュールの断片と、不織布の断片が出てきたということで、出てきたものが全部なのか、まだ体内に残っているのか全く分からない。
どうしてゴミを食べることになったのか(部屋には、ごはんがおさらに持っておいてある)。
おばあちゃんはちょっと前に足の手術をして、まだ足をちょっと引きずって歩いている。それもあって、部屋の隅のごみ箱まで歩かず、普段座っている椅子の肩にビニール袋をかけて、そこにティッシュとか食べ終わったチュールとか自分の飲み終わった薬とか入れて捨てていた。
滝子は、その椅子にかけられたビニール袋を落として、中身を楽しんでしまったみたい。
とりあえず部屋の隅にあった蓋つきのごみ箱をおばあちゃんの椅子の横に設置。手に取りやすい場所に並べておいたチュールやフードなどは蓋つきのものにしまったり、引き出しにしまったりした。
元気だし一晩様子を見ようということになった。
おばあちゃんは日ごろ、あんまり寝ないのだそう。眠れなくて、裁縫とかしていると。でも、そんなの体に悪いし、滝子も大丈夫そうだから寝てねって言って帰ってきたけど、たぶん、滝子が心配で寝れなかったと思う。預かってもらっているので、申し訳ない。
私も4時半過ぎに帰宅。ちょっと寝て7時には起きて猫部屋へ。
そしたらおばあちゃんからまた電話で。どうも滝子、あれから食べない、飲まないらしい。そして、食べてないから胃液みたいなのしか出ないらしい。でも、うずくまったりすることはなく、元気にしているそう。
今日はちょっとかなり重要な打ち合わせがあったので、元気ならちょっとだけ待っててって申し訳ないけどお願いして、11時すぎにようやく病院へ。
レントゲン、エコー、血液検査。レントゲンにはとくに何も映らず(小さいとか、映りづらいとかあるともうわからない)。
エコーだと、胃腸の動きが停滞している。いわゆる胃腸炎。それが、誤飲のせいなのか、逆に胃腸炎があって何かむかむかしてしまって変なものをかじってしまった、という可能性もあるそう。肝臓の数値が2週間前の検査よりちょっと悪い。あと、白血球も。
とりあえず補液と吐き気止めを点滴して、胃腸運動を活発化させる薬をもらって、今日のところはおしまい。また変な動きをするようなら通院ということになった。
滝子の通院でかなり時間がかかって、今日昼間に予定していた。箏音とくぅーちゃん!の正式譲渡を延期してもらった(すみません)。
夜、猫部屋作業が終わってから、またおばあちゃんちに行って、滝子に投薬。
チュールで簡単にお薬飲んでくれた。つまり食欲はちょっとは出てきたみたい。カリカリもちょっとだけ食べた。まだ、100%の食欲回復ではなくて、20%くらいだけど。
まだまだ様子見。とにかく全部吐いてしまっていたならいいけど。とにかく証言があやふやで。開腹手術しないとわからないこともあるけど、滝子みたいなガリガリに麻酔とか怖いし、できれば避けたい。
とにかくね、誤飲!ほんとに気を付けましょう。
滝子は年齢よくわからないけど、若いのかもしれない。ある程度落ち着くとゴミあさりとかしなくなるとは思うけど、子猫とか好奇心旺盛な若い猫は、ほんとに気を付けないといけない。
ティッシュ
紐(おもちゃの紐含む)
爪とぎの破片(特に段ボールそのものじゃなくて周りのビニールコーティングしてある装飾部分)
消しゴム
おもちゃ(カプセルトイも含む)
ネイル
アクセサリー
ビニール製品
などなど。
猫は、しまった!と思っても、手が上手に使えないからどんどん飲み込んでしまうことがある。人間が便利で使っているものは危険だったりする。猫はよちよち歩きの赤ちゃんと同じ。人間が、おとなが、気を付けないといけない。
ゴミ箱は蓋のあるもので。ビニールとかびらびらさせてると遊びたくなるからそれも気を付けて。
最近は重い病気の子がいないから、医療費が楽、通院回数が少なくてありがたい、今月はひーひーいわずに済むか、と思った矢先にこれ。
そして、今日は寝れる、と思った矢先にこれ。
ほんとに毎日何かあります。
そして、昨日、大成功したはずのエアコンブロックはあっけなく破壊されました。
また考えねば。
そうだ。
6日月曜日から、月・火は18時~20時の営業となりました。
初日の6日月曜日は、ご祝儀的にたくさんの皆様にお越しいただき、涙がちょちょぎれました。
ありがとうございます。
せっかく新体制で始まったのに、申し訳ありません。
7日火曜日はさっそく、お休みさせてください😿
店主が店番だとどうしてもお休みしがちになってしまい、申し訳ありません。
次回は10日金曜日、11時~19時です!
いろいろとご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、すあま商會をよろしくお願いいたします。
