いろいろとご心配をおかけし申し訳ありません。でも皆様の多大なご協力、スタッフのみんなの献身で、田目ちゃんに適正な医療を施すことができています。本当にありがとうございます😭🙇
今日は、東大獣医学部附属の動物医療センターで二次診療を受けてきました。普段行っている病院も良い病院で、頻繁に田目に関してカンファレンスで議題にして頂き、主治医含む複数名で担当してくれている上、他の獣医師の先生たちも田目を気にかけてくれています。
それでもやはり、二次診療で専門医の見解を求めたいとのことで、今回東大動物医療センターに受診しました。それくらい、わからない、なんで?がたくさんあって。
これまでの病院でしっかり検査してきたのと、報告がかなり綿密だったのとで、センターでの追加検診は、田目の負担も考えてエコーとX線のみでした(エコーは何度かやってますが今回も腹水なし)。
あとは、これまでの経過から判断という形でしたが、結論を言うと、改善はしている、という見解でした。
これまで飲んできた抗ウィルス薬(モルヌピラビル)は確かにきいていて、数値も改善しているし、X線やエコーでも悪くないそうで、猫としても、キョロキョロしたり怒ることもあり、悪い様子ではないといわれました。 腎臓が少し肥大していたのも、少し小さくなっているそう。
貧血や蛋白の数値が正常値になり、熱も抑えられている。ではなぜ食べないのかということで、今、複数飲んでいる抗生剤を減らしてはどうか、ということになりました。抗生剤で気持ちがわるくて食べれない可能性もあるし、数値が悪くないから抗生剤やめても大丈夫、とのことです。モルヌピラビル投薬により肝臓に負担がくることを想定して与えていた利胆剤、FIP以外の血液のウィルス疾患を想定して与えていたビクタスssはやめても差し支えないという判断でした。この2種をやめてみて、給餌を頑張って、それでも食欲が出ない、食べない、痩せてくる、ということなら、鼻カテーテルでしばらくは給餌するのも手だとアドバイス頂きました。
また、抗ウィルスとして先週からインターフェロンを2日に一度注射してもらっていますが、それも必要ないかも、とのこと。インターフェロンは、いつもの病院で田目に対してやり尽くしていて、苦肉の策として、やってみるか、といった感じで先週から始めたものです。
人から聞いた話では、病院によってはFIPの薬とインターフェロン(インターキャット)を混ぜて注射するという治療方針もあるそうですが、それはどうか、と今回尋ねたら、あまり意味があると思えない、とのこと。また、FIPの薬は複数あるけど、結果に大差がないと言われている、ただ、それぞれの猫に合うか合わないかというのはあるから、田目もモルヌピラビルから変更してみるのもひとつの手かもしれない、が、現状として数値は改善しているし、副反応も出ていないので、変えた方がいいとまではいい切れない、とのこと。
食べさせていれば、この数値であれば乗り切れそうだ、頑張ってください、と言われました。
この先は、東大に通ってもいいし、元の病院で引き続きでもいいと言われ、東大のあと、いつもの病院にいき、相談してきました。
とりあえず抗生剤2種をやめて1週間ほど様子を見て、鼻カテーテルを検討しようということに。インターフェロンは悪さはしないものだし、インターフェロンも一緒にやめてしまうと、何が効いていて何が邪魔しているかの判定が難しくなるから、とりあえずインターフェロンも1週間くらい続けることに。
今日は久しぶりに田目が、自分の手で顔のグルーミングをしていました。少し気持ちに余裕が出てきたのかも。
FIP(猫伝染性腹膜炎)はコロナウィルスの突然変異で、腸コロナはトイレの共有などでうつるけど、FIPそのものが感染するという類ではないです。投薬を開始しているため、例えば今、FIPの検査をしても、陰性と出るし、陰性だからコロナウィルスも他の子にはうつらないです(コロナウィルス自体は本当にありふれたウィルスで、かなり多くの猫が保有している。下痢要因ではあるけど自己免疫で抑え込める子もいる。田目はこれまで下痢はしてなくていつもいいうんち)。
そうした理由から、田目のクオリティ・オブ・ライフを考え、昨日くらいからケージ生活をやめフリーにしています。東大の先生は、まあ、うつらないかもしれないけど、ほんとにレアケースとして集団FIPが起こった事例もあるからおすすめはしない、隔離がいい、と言われました。
私の自宅に連れて行くことも考えたけど、田目が今、不安を自分でも抱えていると思うし、慣れたすあまの猫部屋で、慣れた仲間といる方がいいと思い、やはり猫部屋にいてもらおうと思います。大好きな翼と翔を見ると、懸命に近寄っていきスリスリしています。が、翼と翔は塩で、すぐどこかに行ってしまい、田目かわいそう。でも、みんなのことをキョロキョロ観察しているし、ここにいる方がいいと思ったのです。
投薬している今検査しても陰性になる、という理論であれば、田目がフリーでいても大丈夫なんじゃないかと。これまでも、FIPの子はある程度投薬が進んだら、フリーにしていました。元気すぎたから。
田目は食べない以外は今は問題ないので、フリーにしています。
スタッフが入る日は田目の給餌も細かく伝えてやってもらっているし、夜中などは私がずっといて面倒みています。今は1日8回のごはんにしています。自力で食べる気力が出るまで、私が朝までいてお世話しています。
田目がこんなに頑張れているのは、田目が生きるつもりがあるから。それを応援したい。人しれずこうした病気で亡くなっていく猫もこの世にはたくさんいるだろうし、みんなを救えないのはわかっているけど、出会ってしまった、家族になった(すあまにいる間は私やスタッフの家族)からには、田目の頑張りに応えたい。
皆様、引き続き応援よろしくお願いします🙇
今日は前向きな報告ができてよかった😭
