今日も今日とて、???な電話が2件ほど。
その1
謎「今日って猫さわれますか?」
私「触るっていうのはちょっと……お触りするお店じゃなくて、喫茶店なので。猫部屋にはご希望であればお入……」
謎「あーはいはい、もういいです(電話切り)」
触るとかほんと嫌だ。触れない猫が触れるようになった、とは違う文脈というか、おもちゃとしてもて遊ぶ、みたいで嫌だ。
お宅のお子さん、触っていいですか?
奥さん、触っていいですか?
いや、嫌でしょ。猫をなんだと思ってるんだ。
でも人間咄嗟に思っているのとは違う言葉がついでちゃうことはある。
そういう場合、だいたいの人が、
「あ、触るっていうか、会えますか?」
「言葉間違えました」
とかいった反応をされる。
私もわかってはいるから、猫をおもちゃ扱いするような言葉選びをしてほしくなくて、触る店じゃない、とかいちいちうざく言っています。
でも今朝の人は、あー面倒くさいのに当たった!みたいな反応。
まあ、私としては、そこで、あ、猫に失礼な言い方しちゃったかな、と思わず、キレるような人には来てもらいたくないので。私って、客商売つくづく向いてないなあ。
その2
謎「すあまに今日言ったら、今日猫もらって帰れるんですか?」
私「それはあり得ないです。面接も兼ねてご来店頂き、お申し込みをして頂き、お申し込み内容に問題がなければお宅訪問をして危険などを確認し、必要なものを準備してもらい、準備が整ったらトライアル。問題なくすごし、この先20年以上一緒に暮らせると思って頂き、猫も新しい生活に慣れたら正式譲渡です。その間3回はお宅に伺います」
謎「え?そうなんですか?」
私「ペットショップじゃないので。飼う意思がほんとにあるのか、飼える心身なのか、飼える環境なのかなど確認しないと、保護した意味がなくなってしまいます。うちだけじゃなく、他の保護団体もだいたいそんな感じだし、その日その場で渡すのは保護活動者としておかしいし、それはその猫の行く末を全く考えてないことになります。譲渡数の実績が欲しいか、経費や労力を節約したいか、何も考えてないか、保護猫ビジネスかです」
謎「お宅訪問しない団体もありますか」
私「あるかもしれませんが、私は知りません。とある団体に行った人が、お宅訪問しないでその場で店内で売ってるキャリーバッグ買わせて(ついでに保険強制加入させて)、連れ帰っていいよ、と言われたと言っていました。でも同じ団体が、別の猫について、飼い方が適切じゃない、と言って、猫を取り返したというのも聞いたことがあります。
謎「取り返すって(爆笑)」
私「(笑い事じゃないんだけど、と思うが口に出さず)そういうこともあります」
とまあこんな会話。
なんで今日連れ帰りたいんだろ。怖いしかない。
